電子書籍を府立図書館が導入
いつでも貸し出しOK/電子書籍を府立図書館が導入/京都府
京都府の府立図書館(京都市)は4月から、スマートフォンやタブレットなどを使い利用できる「電子書籍サービス」を開始している。新型コロナウイルスの感染拡大で外出しづらい状況が続く中、図書館に行かなくても読書に親しめるよう、導入した。
対象は府民や府内に通勤・通学している人。府立図書館のカードを持ち、同図書館のマイページに登録することで利用できる。
電子書籍の数は調査・研究に役立つ学術書など約3000点。インターネットを通じ、いつでも無料で利用できる。一定時間利用がなければ、自動的に返却される仕組み。松本一男館長は「図書館まで距離があるなど利用しづらかった人にも、電子書籍の導入を機に読書に親しんでもらいたい」と話していた。
このほか、同図書館は趣味・実用書などを中心に音声で読み上げるサービスも同時に開始した。
公明党の林正樹府議は、昨年11月定例会や今年2月定例会などで、府立図書館への電子書籍導入を訴えるなど一貫して推進していた。
公明新聞 2022年06月11日 7面掲載