昨日のうちに埼玉県川越市に移動し、今日の午前は川越市総合保健センターを訪問して川越市の5歳児健診についてお話を伺いました。
都心から電車で30分ほどの川越市。人口は約35万人で急激な人口減少にはなっていない中核都市。
これまでの議会議論で5歳児健診の考え方や効果についての質問があり、令和6年から始めました。
出生数が約2000人/年ですから、5歳児健診の対象もそれぐらいで、令和7年で約2400人とのこと。
令和6年度は10月からの事業開始で対象者が約1250人。
全ての対象者にアンケートを送付して55%~60%の回答率。
そのうち受診希望者が20%で受診者は5%との事。
事業の目的がお子さんの発育発達の確認や保護者の子育てに関する支援を行う健診のため、多くはアンケートの回答内容や電話での問診で健診の必要がないと判断されています。
令和6年度は月1回の健診でしたが、令和7年度は月2回に増やし対応。基本的に集団健診となっているので一回で受診できるのは15人程度。
受付のあとに健診の流れを説明し、まずは集団遊びで集団行動を観察。その後問診で保健師さんとじゃんけんやしりとりをして子どもの様子を確認します。
そして身体測定をして、小児科医の診察となり、トータルで子どもの発達状況を見極めていきます。
3歳児健診から就学前健診までの隙間になる5歳児健診を行う事で、切れ目のない支援が図られています。
健診の様子の動画を見せていただきましたが、内容は非常に繊細できめ細かな健診になっていて親御さんにとっても安心できる健診内容でした。