釧路では今、メガソーラーの問題がクローズアップされています。
釧路湿原国立公園内やその周辺の市街化調整区域に次々と設置されていくソーラーパネル。
市民はもとより、管内に住む多くの方が、その光景に危機感を感じている事でしょう。
自然再生エネルギーは必要かもしれませんが、場所を選んでほしいというのが率直な意見。
久遠の昔から守られてきた釧路湿原国立公園とその周辺の自然環境は、今失われようとしています。
そもそも、釧路地方は冬場の日照時間が長く、雪もあまり降らない地域なので太陽光発電には向いている地域であります。
その、釧路地域が持ついわば資源といってもいい太陽光を活用するのはいいのですが、全くと言っていいほど釧路市民には恩恵はなく、ただただ無機質なパネルの海が広がるばかりで景観を失っています。
もちろん、固定資産税などの税収増にはなりますが、それ以上に失われるものがあるでしょう。
本来なら、この地元の太陽光資源を地元のために使ってほしいものです。
外資系や本州の企業が狙うこの地域の市街化調整区域。FITなどのほかに、今は企業が自然再生エネルギーを買い出しました。
買い取ってる企業や融資している金融機関は、自然環境を破壊して設置されていることをご存じなのでしょうか?
自然再生エネルギーを買い取っている企業はそこまで考えて欲しいものです。
キタサンショウウオの産卵地に立ち並ぶ太陽光パネル