釧路市はご存じの通り市街地の北側に釧路湿原国立公園を有し、私たちの生活の一部としてその風景や環境が溶け込んでいます。
観光産業でもこの釧路湿原国立公園の持つ魅力は多くの人々を釧路に呼び込む最大の観光資源でもあります。
しかし、近年太陽光発電施設があちこちに出来て、その環境を壊し始め大きな社会問題にもなっています。
どうにか規制できないか?私も議員としてできる限りのことをこれまで行ってきました。
前市長は私権に規制はかけられないという立場、条例の素案も釧路の自然環境を守れるような内容ではありませんでした。
昨年市長が変わり、新市長はなんとしてもこの釧路の環境を守りたいという思いがあり、様々これまで市役所内部で話し合いがもたれてきたようです。
本日、第4回環境審議会が行われ傍聴。
そこで、太陽光発電施設に関する条例のたたき台が示されました。
ポイントは6つ
①市内全域に許可制の導入
②関係法令を参考に禁止区域を指定
③市街化調整区域を特別保全区域に指定
④廃棄等費用の積み立てを義務化
⑤損害賠償責任保険の加入を義務化
⑥許可申請に手数料を設定
と、これまでの素案から大きく前進。
細かいところはこれから詰められていきますが、公開された図面を見ると概ね条例で規制ができそうな感じを受けました。
担当職員、関係職員の皆さんも相当ご苦労されたことと思います。
今後、2月にも審議会が開かれ、そこで素案が示されることでしょう。
あとは早期の条例制定が求められますね。