サケのお話
サケ。お魚の方のサケで酒ではありません^^
博物館で企画展が行われているので勉強してきました。
私たちの食生活に非常に身近で誰もが大好きなのではないでしょうか~
焼いてもナベでも美味しくいただけますね。
卵はイクラやすじことして流通し、本当に美味しい魚です。
このサケですが、意外とその生態を知らなかったりしますね。
釧路近郊の河川でもこれから秋にかけてたくさんのサケが遡上し、上流域の湧き水の湧き河床が小砂利の所に産卵します。
その産卵の時、メスは何度かに分けて産卵しますが、その都度同じオスとは限らないようです。
オス同士の戦いでメスとペアになって産卵後、そのペアはまた別のペアを作ることもあるようです。
人工ふ化も盛んにおこなわれてますが、人工ふ化での回帰率は実に2~4%。
100匹放流して2~4匹しか帰ってきません。
すごい確率が低いですが、それだけ貴重な魚という事です。
以前調べたところ、自然産卵の方が母川回帰率が高い結果でした。
最近は密漁も少なくなったため、釧路川でも相当上流で捕獲をしているようですね。
同じ仲間に春に水揚げされるトキシラズやサクラマスもいいしいですね^^
トキシラズはロシアの母川に遡上する群れ、サクラマスはヤマベが降海して産卵のために母川に戻ります。
私たちの食生活になくてはならないこれらのサケ科の魚たち。その資源を守りたいですね。
そのためには河川環境を守らないといけませんし、川だけではなく、その周辺の森林も守らければなりません。
自然を守ることが私たちの食生活を守ることにつながります。
国内最後の砦がこの道東地域になる日も遠くないと思います。
縄文時代から利用されているサケ。時代は変わって現代人も利用しています。
未来人へ引き継がなければならない大事な魚でもありますね。