釧路湿原の環境は縄文時代に一時海進が進み、今から3~4千年前ぐらいの海退後に形成されました。
つまり、縄文時代の風景です。
今、この日本最大の湿原が失われようとしています。
私達人間の生産活動と自然環境の保全はある意味背中合わせ。
ほおっておくと素晴らしい環境は失われていきます。
そこで釧路湿原では様々人が手を加えて自然再生を試みています。
直線化された河川を旧河道に戻し氾濫するようにしたり、一時は農地として改良された場所を、排水路を埋め地盤を下げて湿原化する取り組み、河川に魚道を設置し魚類の遡上を促し、それを狙う猛禽類等の生息環境を改善する等、少しずつ成果が上がってきています。
自然環境は私たちの生活に大きな影響を及ぼすのは間違いありません。
例えば水道。釧路市、釧路町の水道水は釧路川を水源としています。
この釧路川に何かあれば、私たちが普段利用している水道にも影響します。
経済活動では釧路湿原は観光の目玉でもありますので、観光産業への打撃も計り知れませんね。
ゴミのポイ捨てによって自然環境を壊し、見た目にも汚れた街になっては誰も来なくなり、ゆくゆくは自分たちすら暮らしていけなくなります。
今一度、自分の生活と釧路の自然環境について考えてみるといいかもしれませんね。
湿原が再生されつつあります↓