太陽光発電施設がどんどん釧路湿原国立公園周辺に増え、このままではソーラーパネルの海になってしまうのではないか?という懸念をお持ちの方も多くいると思います。
そこで、自然保護活動などしている釧路市民、釧路町民の有志が集まり結成したのが「もっと釧路湿原」という団体。
代表はおらず、メンバーが発起人として活動を展開し、3月2日に第1回目の市民勉強会を開催しました。
勉強会では今の釧路市近郊の太陽光発電施設の現状や自然環境に与える影響、自然景観への配慮など様々な意見が出され、併せて疑問もたくさん寄せられました。
自然再生エネルギーに何が何でも反対しているのではなく、無秩序に湿原(市街化調整区域)に広がりを見せる太陽光発電施設について「このままでいいのか?」という思いを共有しながら、私たち市民に何ができるのかを考え共有していく勉強会です。
今日は会を代表して私と音別町パシクル湿原を守る会の村上代表ご夫妻と一緒に、蝦名釧路市長に対してもっと釧路湿原の勉強会に寄せられた質問をまとめた質問書を手交してきました。
蝦名市長からは条例化へ向けての準備にあたり、どのように進めるかの議論をしている旨のお話があり、併せて国や道に対して要望を続けているとのお話がありました。
質問への正確な返答は今後文書でいただくことになっており、もっと釧路湿原のfacebookページや後援団体のホームページなどでも公開されるほか、5月11日に行われる第2回目の勉強会でも発表される予定です。
市民の皆さんがもっともっと自分のまちの自然環境に興味を持ってもらい、そしてその環境を上手に活用していく方法を模索したいところです。
市長との懇談を終えた後は、環境省釧路自然環境事務所を訪問し所長さんと意見交換も行ったところです。