今日は公明党議員団で教育講演会を開催しました。
講師は全国トップレベルの学力を誇る秋田県大館市の高橋善之教育長。
月田光明議員からこれまで様々お話は伺っていましたが、今日の講演を聞いて改めて大館市の教育方針、そして着実に進められているいことに感動いたしました。
印象的だったのは、1年生のクラスで、この問題わかる人?という先生の呼びかけにみんなが手を挙げる。
当てられたAさんが黒板の前まで行くと頭の中が真っ白に!ここまではよくあるケース。
ここでAさんは忘れちゃったと。
そのAさんにクラスの子たちはAさんを責めたりやじったりすることなく、みんなが「どんまい、どんまい」と言って励ます。
そして代わりにBさんが黒板の前に向かっていって、「Aさんはこう答えようとしていたと思います」と言って答えを書くというのです。
こういう教育が普通に行われていることに驚きました。
そして、地域とのかかわりも深く,故郷を学ぶことで高校卒業後の地元就職率が何と80%を超えるまでに・・・
若者がいなくなりこのままでは大舘は無くなってしまう。その危機感から教育長は決意を固めて一歩ずつ確実に歩みを進めてこられました。
今、釧路市教育員会も大舘と連携して教育改善を進めています。
少しずつ効果が現れてきているところで、今後にも期待をしたいところです。
釧路に来るために飛行機が欠航となり最終的にJRでの長旅になってしまった高橋教育長。それでも車窓からの風景が素晴らしかったと前向きにとらえておられました。
やはり何かを進めるには「決意の人」がそこにいます。
大変勉強になった講演会でした。