ムービングハウス
災害後、お年寄りや在宅介護、妊婦さんなど支援が必要な方が少しでも早く避難所ではなく仮設住宅で生活できるようにと、今全国で導入が進んでいるのがムービングハウスです。
今日は札幌市手稲区にある(株)アーキビジョン21の手稲展示場を訪問して現物を見ながらお話を伺いました。
住宅はもちろん、店舗や事務所などに活用するためにリースやレンタル、または購入して利用している方も全国に多く、トレーラーに積んで運んで設置!という事であっという間にお店の完成となります。
サイズは1棟12m×2.4m、6m×2.4m。連棟式でつなげることも可能ですので大きなスペースが必要な場合はこんな感じで使えます。
これまでに全国で起きた災害後、仮設住宅として搬入された事例も多く、最短で要請から8日目に引き渡した事例もあります。
また、近年は新型コロナウイルス感染症の療養施設として活躍したそうです。
木造で高断熱高気密。窓は三枚ガラスで冬は暖か。すごいですね。
日本ムービングハウス協会では仮設住宅の供給能力として道内では2週間程度の時間で150棟。1か月以内であれば500棟の設置が可能との事。頼もしい限りです。
自治体での導入事例では公園内トイレ、臨時交番、コロナ軽症者療養施設、移住体験住宅、パークゴルフ場ゲストハウスなど多岐にわたります。
期間が数年など短い場合は新しく建物を建てるより、ムービングハウスを活用する方がお得ですね。
いろいろ使い勝手がよさそうですから、少し知恵を絞ればいろいろな使い方ができそうなハウスです。