今日は塩尻市の塩尻振興公社を訪問し、KADOの取り組みについてお話を伺いました。
2010年、ひとり親家庭等の在宅就労支援事業から始まり、自治体DXまで拡大していくKADO。
随分ご苦労されたようですが、一気に急成長。素晴らしい内容でした。
ひとり親などの就労支援は資格取得等でステップアップし、その後企業に就職というのが一般的な流れ。
しかし、都心部ならともなく人口が少ない地方都市では、この就職も地場の産業形態によって中々進まないのが現状です。
釧路市も同じ状況で、パソコンなどのスキルを身につけても働く場所がない・・・
子育てしているとフルタイムでは厳しいのでパートでの就労となり、雇用のミスマッチが生まれます。
塩尻市ではそのミスマッチを無くすために、塩尻市振興公社が働く場所(コワーキングスペース)を用意し、営業して仕事を受注し、それを自営型テレワーカーに発注という流れを作りました。
2015年は年間1千万円だった受注が5年後には2億円を超えるまでに・・・
仕事は様々。
自動運転システムの構築、GIGAスクールのサポート、WEBサイト運営、マーケティングなどなど多岐にわたります。
コワーキングスペースと同じフロアには子どもが遊べるスペースもあり、子育て中の方でも安心して仕事に取り組めます。
これと同じことは中々よそではできないでしょう。
正に「ここに人あり」そう思いました。
市の担当者のこれまでの努力が実を結んだ感じです。