12月14日の本会議にて
丸田議員に関してです。本日の本会議において私に対し懲罰動議が提出されました。心配される声を頂いておりますので簡潔に事実を述べさせて頂きます。
その提出理由は以下の通りです。
①「あたかも私(丸田議員)が手柄のように取り扱っていると仰った。過去において一度も市民の方や皆さんの前で私の手柄のようにといった言葉もないしそんな気もありません」
②「他の議員が言われたことは質問してはいけないんですか?質疑をしちゃいけないんですか?そういうふうに受け取れますよ。今回の発言は私(丸田議員)にとって侮辱にあたる」
事の顛末は、昨年12月議会一般質問で、私が市長へ提案をし「ぜひ取組たい」との答弁を得た事業(まちなかへの想定浸水深看板設置)に関し、その僅か3か月後の翌定例議会で丸田議員が全く同じ提案をし(当然市長の答弁は同じ)、さらに本市議会が発行する議会だより「白壁」へその内容を掲載し、市内に全戸配布されます。重複質問であることと既に市長からは実施する旨の答弁を得ていることを当初より丸田議員へ指摘していますが、その後も6月議会、9月議会一般質問においても当該事業を取り上げて「以前私が言った」との発言を続けられ、私からの説明の求めにも一切応じられません。
そして今12月議会においても、本事業に関して先週私が質問した内容の重複質問が当該議員によって行われたことから、繰り返される事態に対し、議事進行をかけ一言、以下の点を申し述べさせていただきました。
●当該事業は私の提案により既に実施が決定したものである
●重複質問であることを指摘したにも関わらず当該内容を議会広報誌へ掲載し市内全戸配布を行った(原稿は議員本人が執筆)
●今日まで約9か月間、説明の求めに一切応じていない
つまり丸田議員の実績であるかのように振る舞われることに困惑している、議長のもとで適切な対応をお願いしたい、と。
このことが侮辱にあたると、私に対し懲罰動議が出されたものです。
本動議提出理由①について、では上記に挙げた3つの事実をどう説明されるのか?
提出理由②については、私は同じ質問をしてはいけないとは一言も言ってない。市長が「やる」と言うまで議員間で提案要望を重ねることは当然あるでしょう。しかし今回のケースは私の提案によって既に実施の表明がなされています。その翌定例議会で全く同じ提案をする必要性は何か?
議事録を見れば事実は明らかです。
この事業は2年前の西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町への支援活動の経験をもとに、これまで2度に渡り市長へ提案を重ねてきたものです。
議員は「実績」をもって有権者に応えるほかありません。有権者にとっても議員を選ぶ最も重要な判断材料です。いい加減に扱ってはいけません。
(※参考1 本会議議事録)
【2019年12月議会】
【鳥羽】そこで、2点の取り組みについて求めたいと思います。
まず、まるごとまちごとハザードマップの推進についてです。これは、防災意識の向上とスムーズな避難を促すことを目的に、その地点の想定浸水深や過去の実績浸水深、また避難所の場所やその方角、避難所までの距離などの情報板を電柱や壁面に設置するもので、紙で配布されるハザードマップの理解促進や補完的役割、相乗効果も期待されることから、多くの自治体で実施されております。昨年9月議会でも提案しましたが、まずはハザードマップを新しく更新してから検討したいとの答弁でございました。
今回台風19号では、犠牲者の約3割が自宅外での被災で、大半が車で移動中だったと報道されております。また、更新版ハザードマップも今年度中には完成することから、紙とまちなかセットで取り組むほうがより効果的ではと考え、改めてこの取り組みについて求めたいと思います。【市長】まず、まるごとまちごとハザードマップについてであります。非常に有効なものになるだろうと思いますので、ぜひ取り組みをしていきたいと思っております。
【2020年3月議会】
【丸田議員】1つここで提案したいのが、昨年の台風による降水量というか、洪水で、テレビ等の報道でよく出てくるのを目にしたのが、お住まいになってた方が、テレビの報道で軒先を指さしながら、色の変わったところ、ここまで水が来たんだというようなことを表示されてますよね。その実際に現実にあった状況、津波も含めてですけど、町の駐車場だとか交差点だとか公園とかで、洪水でここまで水が来た、水害でここまで水が来たというのは、結果論として表示はしてあるんです。思うのに、今回できるハザードマップで、言われとる3メーターとか、どの程度の水深になるかわかりませんけども、広場だとか交差点とか、ちょっとした場所に、ポールに、何ミリの雨だったら3メーターとか5メーターとかというような矢印のような表示の形の予測板をつくったらどうかなということで提案するんです。そうすれば、ハザードマップだけじゃなくて、市民の方もそれを見れば、ここまで水が来るんだというような想定もできるし、危機意識も高まってくるんではないんかなと思うんですけど、その辺の考えというのはいかがでしょう、市長。
【市長】水害時の水深想定の表示板をつけてはどうかということの御提案でございます。現在、作成中の水害のハザードマップにつきましては、年度末には完成をして、4月に全戸配布する予定とさせていただいてるところでございます。(中略)このハザードマップの理解促進と危機意識の醸成につながるという意味でもその設置を考えていきたいと思っております。
【丸田議員】ありがとうございます。
(※参考2 倉吉市議会 議会だより「白壁」)
2019年12月議会号▼
2020年3月議会号▼