平成27年8月26日から28日まで、江東区議会の平成27年度国内都市行政視察(第1団)の一員として、北海道札幌市、帯広市、釧路市へ行ってまいりました。
一日目の札幌市では、「創造都市さっぽろ推進事業」ついて、都市ブランド戦略として「創造都市さっぽろ」を推進し、クリエイティブな企業や世界で活躍する人材の集積を図ることで、新しい産業や文化を生み出すなど、札幌市を活性化していく取組みを行っています。

創造都市さっぽろ発信拠点「チ・カ・ホ」
ユネスコ創造都市ネットワークのメディアアーツ分野での加盟の取り組み
二日目の帯広市では、「中小企業者との協働による中小企業振興」について、平成19年4月1日に施行した「帯広市中小企業振興基本条例」の規定に基づき、平成21年2月中小企業振興のための指針として「帯広市産業振興ビジョン」を策定し、地域経済を支える中小企業振興施策を展開しています。民間企業者等で組織される「帯広市産業振興会議」において、ビジョンの実施状況を点検・評価しながら、事業の効果的な推進に努めており、平成22年8月には、ビジョンの主旨を体現した観光交流拠点施設「とかちむら」が開設されています。

観光交流拠点施設「とかちむら」 (ばんえい競馬場の隣り)

ばんえい競馬
三日目の釧路市では、「MICE産業育成戦略」について、1人当たり消費額の高い大会等出席参加者にターゲットを絞り、限られた資源(財源・人材)を使い、定期的・効果的に誘致・支援活動を展開しています。釧路市街地での大会等開催、阿寒湖温泉、宿泊により、経済的効果および社会的効果の底上げを図っています。MICEとは、ミーティング(研修)、インセンティブ(企業報奨旅行)、コンベンション(大会)、エキジビジョン(展示会)の略で一般観光客の消費単価より比較的高い人の集合体を誘致し、来訪者の大幅増加や様々な関連産業に大きな波及効果を与える市場を指します。

今回の視察を活かし、江東区の更なる発展のために、取り組んでまいります。