八名川小学校の手島校長先生はESDの取り組みを推進されておられます。今回は北村友人氏(東京大学大学院准教授)をお招きし、講演会がありました。

北村先生は、持続可能な社会のあり方を考えるというテーマで限られた資源をいかに配分するか、また配分のあり方を考えることを促す「教育」のあり方についてお話をしてくださいました。

具体的には、ESDの中でもSD(Sustainable Developmen:持続可能な開発)が大事であるという内容でした。限られた地球の中で成長と開発をどのようにしていくかという視点から、人間の歴史と経済による発展、また土地に住む人が作り出す社会と文化のかかわりが大変に重要であり、ESDの根本の視点であると感じました。さらに、UESCOのESDの三本柱と言われている環境、経済(先進国・途上国)、社会・文化についてのお話がありました。これをいかに結び付け拡大し調和へと配分していけるのか、地球というグローバルな視点から、今起こっている地球上の様々な問題をつなげ、どうしたら地球上の万民が支えあい、調和のとれた地球になるのかを深く考えさせられ、非常に勉強になりました。

北村先生はUNESCOのお仕事もされており、以前ニューヨークにお住まいだったことも伺いました。大変グローバルな視野を持たれて多様性を吸収できる素晴らしい人間性を感じました。またお会いしてお話をさせて頂きたい方の一人です。  

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