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第一回関東ブロック研修会が午後1時半~午後5時まであり、参加しました。今回は土砂災害を防ぐ画期的な「全天候フォレストベンチ工法」についての研修会でした。

フォレストベンチ工法とは、降雨災害の中で斜面が崩壊したときに起こる土砂流出や落石を予防するために斜面を強化し流出する土砂や土石を効率的に止めるために、1.傾斜の段切りによって重力への地盤反力を真上に向ける 2.アンカー等の引っ張り力で斜面の土砂に圧縮力を導入する 3.地中に大気槽を確保して斜面の浸透能を高める というものです。

日野市新町では全国初の透水式フォレストベンチ工法を活用した自治体発注工事が行われました。その視察後、研修会がありフォレストベンチ工法考案者である栗原光二氏の講師による説明と懇親会が行われました。第二弾として大島では土砂災害防止のためにフォレストベンチ工法が採用される予定とお聞きしました。先生は、「コンクリートやブロック等の人工的な擁壁は風化により耐久性が損なわれていきます。やはり「自然災害は自然で守る」という意識転換が必要である」とお話くださいました。大変参考になりました。

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