胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌研究の第1人者、北海道大学の浅香正博・特任教授が「わが国から胃がんを撲滅するための戦略」と題し、講演されました。
浅香氏は「日本ではこの50年間、胃がんによる死亡者数は5万人から減っていない」と指摘し、ピロリ菌除菌の胃がん対策への有用性を説明。「すでに胃がんで亡くなるのはもったいない時代が来ている」と力説した。そのうえで、浅香氏は胃がんが肝がんと同様に感染症でもあることを強調し、「肝炎ウイルスと同様にピロリ菌の検査を無料にすべき」「肝炎対策と同じく厚生労働省に胃炎対策推進室を作るべき」などと提案。
浅香氏はこのほど、日本人で初めて、ピロリ菌研究で唯一の国際学会「欧州ヘリコバクター会議」の最高賞である「マーシャル・ウォーレン賞」を受賞。14日までスペインのマドリードで開かれた会議で授与され、今回は受賞後初の国内講演となりました。
