小野寺かつき通信(№15)
「ノルディックウォーキング」
手軽なスポーツで健康寿命延伸を!
ウォーキングの一つの新しいスタイルとして日本でも愛好者が増えているのが、2本の専用ポールを持って、ノルディックスキーのように歩く「ノルディックウォーキング」です。
通常のウォーキングよりも運動効果が上げやすいほか、ポールの使用による上半身の強化で膝、腰への負担が軽減され、背筋が伸びることで歩行姿勢の向上が期待でき、また、ポールを使って歩くことで、スポーツ感覚が増し、楽しくウォーキングに取り組めるという利点があります。
ダイエット効果、メタボやロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防、改善効果のほか、米大学が行った研究では、一般に加齢とともに縮小する海馬(記憶をとどめたり新しいことを覚える機能を司る部位)が、ウォーキングをしていた人は大きくなったという結果もあり、認知症予防にも最適だということも分かってきました。
埼玉県志木市では、「ノルディックウォーキング」を健康運動教室に取り入れ、生活習慣病の予防、改善につながる成果に加え、ウォーキングの自主的なサークルができていることが注目されます。
市によると、「リーダー的な方も自然と出てきて、パーキンソン病や脳梗塞の方をサポートしながら歩くなど、本当にチームワークがいいんです。」とのこと。
志木市では、ノルディックウォーキングの全国大会も開催していますが、「(それらの)さまざまな活動を通じて、生きがいを感じ、仲間も増えた。」という声が届いているそうです。
狛江市では「狛〇(こまわ)くらぶ」等の団体が「ノルディックウォーキング」に取り組んでおり、私も何度か、会の皆さまと一緒にウォーキングさせて頂きました。
『人間の体力が20歳代でピークとなり、30歳からは毎年約1%ずつ低下していくことが知られています。
そして、20歳時を100%とした体力が加齢などで30%落ちると、食事や排泄、入浴など日常生活に必要な諸動作が自分ではできなくなる ADL 機能不全閾(いき)値に達するとされています。
いわゆる「寝たきり」ですが、おおよそ74歳くらいと想定されています。』(日本私立大学協会 HP より)との指摘もあります。
そうならないためにも、健康維持には毎日歩き続けることが一番の対策です。無理のない範囲で十分に歩くことが理想的といわれていますが、残念ながら今の日本の40~50代の方々の多くは、1日の歩数が少ない傾向にあり、コロナ禍がさらにそれに拍車をかけています。
歩行機能は使わなければ、どんどん退化します。健康寿命延伸のためにも、体力の維持向上は不可欠です。
各種疾患のリハビリとしての有効性だけでなく、仲間づくりや地域づくりにもつながっていく、そんなノルディック・ウォーキングの持つ可能性に期待したいところです。



























