小野寺かつき通信(No.20)
令和4年第2回定例会にて、「教育におけるフェイズフリーの取り入れ」や、「LINEアプリの活用による子育て支援の推進」などの質問を行いました。(その②)
前号に引き続き、6月2日(木)の小野寺かつきの狛江市議会令和4年第2回定例会における質問の内容について、下記ご報告申し上げます。
2. 子育て支援の推進について
⑥LINEで自分が必要な制度がわかる「Civichat(シビチャット)」の紹介
20代、30代の方は、妊娠などを契機に、出産・育児・医療・教育の事など、多岐にわたって行政との接点が増えてまいります。
しかし、市に問い合わせや手続きをしようとしても、どこに相談したらよいのかが分からない。書類が整わず、何度も職場の休暇を取って市役所に足を運ばなくてはいけない。都や市に制度が整っていたとしても、自身がその制度や手当等の対象となっているのかが分かりづらい。といった声をよくお聞きします。
地域の公共サービスに満足している方は、58.7%。一方、満足していないという方は12.6%という内閣府の調査結果も出ています。
満足していないという方は、サービスを利用するための手続きが煩雑である(27.5%)、税負担や料金等に見合ったサービスがなされていない(26.6%)、窓口の開設時間等・サービス提供時間が短い(21.0%)といったことを理由として挙げられています。
窓口の開設時間等については、20歳代から30歳代は、特に共働きの世帯も多くおり、できるだけ時間に縛られずに手続きできる仕組みが求められているのではないかと思います。
また、子育てに関する相談窓口等の情報を集約した「狛江市子育てガイドブック」の冊子もありますが、昨今の子育て世代に対する支援策は、新たな制度であったり、年度限りの事業があったりするなど、情報の「鮮度」という点では課題がありますし、お子様や家庭の状況によって、受給できるサービスが異なることから、それぞれその世帯にあったサービスの情報を享受することについても課題があります。
常に最新の情報を入手できるようにするには、デジタル化して常に最新の情報を提供できる仕組みづくりではないでしょうか。
2021年8月、渋谷区では、区在住の子育てをしている方向けに、『Civichat〈渋谷区・子育て制度〉』というLINEアプリの活用をはじめました。
この「Civichat(シビチャット)」は、LINE利用者が「お友達」登録した後は、チャットボットの質問に答えていくことで、ご自身が利用できる制度がわかるツールです。
「Civichat(シビチャット)」が制度案内の最適化を行うため、数多く存在する制度の中から自分が使えるものだけをチャットボットが案内するほか、24時間、365日いつでも必要な時に制度を探すことができます。
行政の職員にとっても定型業務を「Civichat(シビチャット)」が対応してくれるので、窓口や電話対応が減るだけでなく、仕事の属人化の解消にもつながるものと期待がもたれています。
ある調査によると、子育て世代の20代30代40歳代のLINEの利用率は95%を超えており、LINEを使ったサービスを提供することはとても有益です。
また「Civichat(シビチャット)」は、デジタル上なので、問い合わせを分析して得られる「インサイト※」などが収集可能です。
※インサイトは、「洞察」や「物事を見抜く力」などを意味し、「人を動かす隠れた心理」を指しています。マーケティングにおいては、消費者自身も気づいていない無意識の心理をつかみ取ることを言います。
「インサイト」を活用することで、提供している情報や制度に対する注目度や、その注目が高くなる時期、逆にどういった分野の情報には興味を持たれていないかといったことを把握することが可能になり、事業の評価・見直しを行う上でも極めて有益なものになるのではないかと考えます。
分析結果を活用し、市民サービス改善につなげることは、具体的にデータが根拠としてありますので、今後のDX・デジタルトランスフォーメーションを展開することができるものと思います。
市民からすると、国や都の助成金や、制度の申請内容は連携ができませんが、「Civichat(シビチャット)」では、全ての制度を一つのアプリの入力で使いまわすことや、本人に合わせた制度の推薦最適化などができます。渋谷区では、保育施設探しから入園申請まで行っているとのことです。
また、「Civichat(シビチャット)」を活用している熊本市では、2021年12月から災害時の支援制度の案内を実施しています。
熊本震災の経験をもとに「災害時の支援制度」を冊子からデジタル化に置き換えて、避難した場合でもスマホがあれば、「Civichat(シビチャット)」で検索、申請ができるそうです。
これまで、冊子で提供していた情報を、「Civichat(シビチャット)」等を用いることでデジタル化を進めることは、必要な時に必要な情報にアクセスすることができるほか、情報の「鮮度」といった面でも効果的です。
また、費用的にも低く抑えられるメリットもあります。
今後、市としても導入に向けて検討して頂きたいと要望致しました。
小野寺かつきは、デジタルの推進を図ることで、経費の節減、市民のサービス向上をつよく進めてまいります。























