甲府市議会本会議12月度質問 「市街化調整区域の開発について」
3 市街化調整区域の開発について
三問目に「市街化調整区域の開発について」です。
現在、市街化調整区域については、本来の適性に基づいている開発と様子は違って、農業後継者のいないことでの 農地転用などの迫られた理由により、例外を適応する場合も多く有り、進められていることと考えております。
この様な開発は良いと言えず、余りやり過ぎると農地の中の白地は点在して虫食い状態の開発となり、地域全体の適正で、秩序ある土地利用は難しくなります。
線引きの見直しを行う中での、甲府市の財産である優良農地減少には憂慮します。
本来の農業振興の見地から、開発を抑制することは大事なことだと思いますし、現実的な開発スピードの速さに、追付けない防災上の見地も、蔑ろにされる様な開発はまた憂慮すべきことだと考えます。
本来は市街化区域と、市街化調整区域の立て分けは明確にし、この様な区域では基本、大規模な宅地開発はしないことで有り、なし崩しの開発をされてしまうと、調和のとれた都市建設も、できない事を考えなければなりません。
更に開発されている場所によっては、都市型災害の発生についての危険性を孕んでいる現実もあります。
例えば、従来土地の低いこと、河川の多いことでの浸水多発地域だとすれば、大雨が降れば水路はいとも簡単に、水はオーバーフローする危険性が高いといえます。
この様な場所に「市街化調整区域」の立て分けをされているのであれば、本来そこは宅地開発に本当に適しているのか、過去の災害も調査し見極めること。
それでも開発を認めている以上は、周辺地域住民にも含め、きちんと防災上の手立てを細かく指導すべきではないかと思います。
浸水被害の多く発生してしまう地域などは田畑や果樹園が、自然の遊水地としての機能を果たしていたことも考えられ、それをコンクリート張りの宅地に変えれば、本来浸透されるべき水は表流水となり、農業用水路に流れ込むという問題を、当然考慮しなければならないと思います。
更に農業を前提として農業用水路は断面を計算して断面を切っており、本来田畑への取水を主目的としているので、流速や流れの抵抗などでの洪水対策を、考えていないのは当然であります。
この様に、農業用水路では、期待以上に大雨の雨水を飲み込めないことや、農業用排水機場ポンプを、洪水対策に併用するなど、揚水能力の限界点などを、常識的に考えなければならないものと思えます。
このことから本来都市化をするのであれば、農業用水路は計画的に雨水渠や河川として整備し、格上げを考えなければならない事だとも推察します。
更にインフラ整備の遅れの上に、市街化されてくることでの、生活雑排水を農業用水に流される問題は、汚水による汚濁の影響で、農業被害の出る恐れもあります。
今後の計画的な土地利用、下水道、河川などのインフラ整備を含め、農業の位置付けや、防災の観点とも併せどう進めて行くのか、熟慮して土地利用を指導していくべきではないでしょうか?
以上のことから、現行の開発について、防災 農業振興 都市開発の三つの観点で、それぞれ所管当局の御所見を伺います。


