「国土のグランドデザイン2050~対流促進型国土の形成~」
< 国土のグランドデザイン2050~ 対流促進型国土の形成~ そしてコンパクトシティの創出 >
街づくり政策の要点として「ミクロとマクロのルーティーン」顕微鏡レベルの細かさと、全体を俯瞰して物事を繰り返し見るバランスの取れたグランドデザインでなければ、創造から構築、そして成長し続ける発展へと繋がらないのは正しい理。この方程式は、日本の高度経済成長の下支えをしてきた、「ありたき姿」への技術革新の考え方であり「ものづくり」のセオリーとして、我々も厳しく先輩から教えられ、学んできたことである。
「対流促進型国土」
昔の距離単位で言う「一里」程度の歩いて移動できる範囲の、かつて知った住み慣れた街「地域」での衣食と、医療、介護、また癒し、遊び場、楽しみの場所までをコンパクトに揃えた街。此処には自ずと雇用も促進される街がまず出来上がっているものと思える。
更に、その様に活性化し体力のついた、それぞれ特色の有る街を結ぶ「地域間対流」のネットワークが出来れば、多くの側面で今後の爆発的な高齢化、少子化にも即応可能だと考える。
現在、成功している郊外型の大規模店舗の多くが目指しているコンセプトは此処に有り一日楽しく過ごせるコンパクトシティーを作ろうとしている。しかし地域にはプラス、地域住民の協力の元「住んでいる人たちの絆」と言う財産が有ることから、これが加われば商売には無い「心が通い合う街づくり」が可能であり、これが地域活性化に最も重要な戦略であるとも考える。
この様な全体感に立ち、一部特定の近視眼的で無いコンセプトでの街づくりを国が行おうとしている事には大いに期待したい。
以下太田あきひろ元大臣の投稿シェアしました
「この秋からは地方創生が重要テーマ」――9月17日に国交省の「まち・ひと・しごと創生対策本部」を立ち上げ、19日には政府の「まち・ひと・しごと創生会議」の第1回会議が開かれ、各分野の有識者も交えて本格的議論がスタートしました。
地方創生を具体化していく上で私が特に強く打ち出しているのが、国交省が7月4日に発表した「国土のグランドデザイン2050~対流促進型国土の形成~」です。これは2050年という長期を見据えて我が国の国土や地方、都市のあり方を明らかにしたもの。政府の基本方針でも、このグランドデザインの考えが中心を成しており、位置付けは極めて重要です。
我が国は今、大きな変化、危機に直面しています。急激な人口減少、少子化により、2050年には人口が1億人を切るとの推計もあります。また国土を1kmメッシュで区切ると、2050年には現在の居住地域の63%で人口が半分以下に減少、うち20%は無居住地化するという試算もあります。さらに首都直下地震や南海トラフ地震は、30年以内の発生確率が70%。2050年までにはどちらかが起こっていることも十分考えられます。
このような危機に対し、創生会議の有識者の一人である増田寛也さんは「地方消滅」という言葉で人口減少や少子化の問題を大胆に提起しました。私は「今ならまだ間に合う」「今が最後のチャンス」という考えで、長期的な視点に立って構造的な問題として取り組むことが必要だと考えています。その基軸を成すのがこのグランドデザインです。
グランドデザインの基本的コンセプトは「コンパクト + ネットワーク」。それぞれの地域が個性に磨きをかけ、異なる個性を持った地域が連携することが重要です。地域間で個性の違いがあるからこそ対流が起き、人や物の動きが起きるという「対流促進型国土」が実現できます。その個性を創り出すためには、それぞれの地域がどう生き抜くかという知恵を自ら生み出すことがまず何よりも大事です。
グランドデザインの考えを軸に何としても地方創生をやり抜く覚悟です。

