2022環境水道委員会行政視察(2)
10月6日 環境水道委員会行政視察の2日目は、午前中、京都市石田水環境保全センターの施設を利用した再生可能エネルギーの取組みを視察した。
同施設は、敷地面積8.76ha、処理能力126,000㎥/日、計画処理面積2,066haの下水道処理施設である。
施設内に、再生可能エネルギーの利用拡大を図る観点から、水処理施設の屋上に4,230枚の太陽光パネルを配置し、予定発電量 年間約920,000kwh/年のメガソーラーを設置している。これは、一般家庭約200世帯分の年間電力消費量に相当するもので、全量売電することにより、施設の維持管理経費の軽減を図っている。
もう一つは、処理水の放流水位差を利用した小水力発電設備である。一般家庭20世帯分の電力を生み出し、施設内で全量消費している。
下水処理工程で発生する汚泥は、他の処理施設で発生する汚泥とともに、すべて鳥羽水環境保全センターにポンプで圧送され、同施設で集約処理されセメント材料等に有効活用されている。
再生可能エネルギーの利活用拡大のため、こうした施設で可能な限り併設する方向は今後も加速すると想定される。
午後からは、伏見区にある南部クリーンセンター第二工場のごみ処理設備と併設の環境学習施設「さすてな京都」を視察した。
同学習施設は、実際に設備の実地での見学を通してごみ処理工程や特に印象的だったバイオ燃料生成による発電の状況などを学ぶことによって、「環境にいいこと」を始めるきっかけづくりを提供する目的で設置されている。
キャッチコピーは「DO YOU KYOTO? 環境にいいこと、してますか?」である。これは、「どうゆうこと?」とも聞こえるフレーズであり、ある意味双方向である。
煙突と兼用の展望台も設置し、再び訪れたくなるような仕掛けも用意されている。実にユニークな学習施設であり、ただ無言で自由に見学するといった施設ではなく、専門のガイドが実に見学者の好奇心をくすぐるような説明をしていただけるので、引き込まれる感覚である。
循環型社会の実現といっても一人一人の具体的な行動をいかに引き出すことができるかにかかっているといっても過言ではない。こうした取り組みもその意味で実に示唆に富む。
石田水環境保全センターの資料はこちら⇒2022環境水道委員会(石田水環境保全エンター)
さすてな京都の資料はこちら⇒2022環境水道委員会(さすてな京都)

