バックナンバー: 2013年 5月

5月11日(土) 仁井田吹井 瑞山記念館にて

本日は、瑞山記念館運営委員会の主催により、土佐勤皇党の党首である武市半平太先生の例祭に参加をさせていただきました。

武市先生のご子孫の皆様、地域の方々、県・市の観光行政関係者など多くの方々が例祭に参列されておりました。

1865年 慶応元年5月11日 投獄の中37歳でこの世を去ってから148年の歳月が流れました。

地元である高知市仁井田吹井の住民により、武市半平太没後から延々と例祭がとりおこなわれております。

この日は、武市先生が牢の中で唸られていたという「義太夫節」が高知県内で唯一の義太夫演奏者である竹本美園さんにより演奏されました。

また、豆剣士による奉納試合、詩吟、土佐直伝英信流の居合道なども紹介され大変な賑わいでありました。

武市先生没後150年の節目の年まであと2年。 私も微力ではありますが、150年の佳節を荘厳できるよう、武市先生の魅力と、地元である仁井田吹井の人情や自然の豊かさなど情報発信をしてまいります。

懇親会では、地元夫人の皆様の手料理を御馳走になりました。大変においしかったです。ありがとうございました。

5月3日 晴れ 「はりまやばし交差点」前にて

本日は、GWで多くの観光客などが集まっている「はりまや橋」交差点前にて、日本国憲法施行を記念する街頭演説会に、高知市議会公明党のメンバーと池脇純一県本部代表(高知県議会議員)とともに参加をさせていただきました。

本日で66回目を迎えた日本国憲法。敗戦から間もない昭和22年に施行されました。

この現憲法のもと、日本は、戦後の荒廃の中から奇跡的に立ち上がり、先人たちの筆舌につくしがたい働きにより、今日の日本の発展が築きあげられました。

憲法の骨格をなす「恒久平和主義」、「基本的人権の尊重」、「国民主権主義」の3原則は、人類の英知というべき優れた普遍の原理であることは、御承知の通りであります。

このところ、憲法96条改正の是非が焦点になっております。

憲法を改正しやすくするために先ずは、96条の改正要件を緩和すべきとする「先行改正」に対しては、もっと慎重に扱うべきであります。

96条が衆参両院で「3分の2以上の賛成で国会が発議」という高いハードルを課しているのは、日本国憲法が世界各国のほとんどの成分憲法と同様に一般の法律改正よりも改正要件が厳格な「硬性憲法(こうせいけんぽう)」だからです。

国家権力から国民の人権を守ることに「憲法そのものの成り立ちの意味」があるとする立憲主義の立場から妥当性であると認識できます。

今後、憲法改正要件の「3分の2」も含め憲法条文の全体観に立った論議が必要不可欠であります。

憲法は、「国のかたち」を規定する最高規範であります。少子・高齢化社会がまさに到来し、大震災によって国の将来像が根本的に問われている中で、あるべき国の将来像を探る未来志向の視点に立って丁寧で落ち着いた論議を進めていかなければなりません。