バックナンバー: 2011年 12月

11月30日(水) 第4回目になります「防災人づくり塾」が「高知市総合あんしんセンター」にて開催され、出席をしました。回を重ねるごとに会場内は、満杯状態になっており塾生の向学心と熱意には頭が下がる思いです。今回の講師は、「津波防災教育」の先覚者でもあられます群馬大学大学院工学研究科の片田敏孝(かただ としたか)教授です。テーマは「想定外を生き抜く力」と題して、大津波襲来時における釜石市の児童・生徒の行動を通して「防災教育の重要性・必要性」を学びました。釜石市での8年間における先進的な「津波防災教育の実践」が「釜石の軌跡」として結実しております。しかし、片田教授自身は、「釜石の軌跡」を真に喜べておらず、複雑な心境を語っておられました。「あと2年間、津波防災教育が実践できていたならば、もっと多くの、いな釜石市全員の命を救う事ができたかもしれない。本当にかわいそうな事をしてしまった」と嘆いておられたのが大変に印象的であり、私の胸にも込み上げてくるものがありました。「津波防災教育」は、長年にわたり実践していく中で「防災の文化」を確立するまでに高められてゆくとの事。今からでも遅くはない徹して取り組む必要性があることを確信しました!!詳しい講義内容は、ここでは多く語りませんが、一言だけ。片田教授の「釜石市における津波防災教育の実践」について・・・まだ、ご存じで無い方へ。早急に学び、習得をする必要性が絶対にあります!! 私も今まで以上に実践して参りますので、ともどもに切磋琢磨して参りましょう。