バックナンバー: 2011年 11月

                                                                                                                                       

11月20日(日) 本日は、三里中学校において第3回「みさとフェア」が開催され参加をしました。三里フェアは「三里みらい会議」が主催となり、お祭りと防災訓練を兼ね備えたイベントとなっております。10:00の開会式に続き、三里中学校吹奏楽部の華麗なる演奏で開幕しました。各ブースには消火器体験コーナー、消防ハシゴ車体験コーナー、土石流3D体験シアターなど盛りだくさんで飲食コーナーも大変なにぎわいでした。体育館でも、高知医療センターによる医療相談や東消防署三里出張所の指導による「心肺蘇生法・AED」体験コーナーに参加された皆さんが真剣かつ楽しみながら学習をされておられました。各ブースとも長蛇の列になっていたのが大変に印象的でした。子供だけでなく大人の皆さんも十分に楽しめる内容です。また来年の開催が楽しみです。

 11月17日(木) 10:00から市役所の第1委員会室にて「南海地震対策調査特別委員会」が開かれ、同会派の寺内のりよし委員とともに出席をしました。議題は2点。①「高知市消防整備再編計画」と②「高知市庁舎の建て替え」に関してであります。まず初めに①に関して高橋政明消防局長より、南海地震による長期浸水エリアに位置する南署の移転、長浜・春野両出張所の統合、そして長年の悲願でありますシキボウ跡地への北消防署の整備の先送り案などについて報告および説明がありました。その後、各委員より活発な討論がありましたが文面の都合上、詳細はかつあいさせて頂きます。すいません。私は、東日本大震災における被災現場に立ち、津波被害のあまりの甚大さを目のあたりにした経験から消防拠点は、断固として守らなければならないとの考えであります。市民の命と財産を守りゆく防災・消防拠点計画の再編成については、今後も大いに論議を重ねて参ります。そして②についても庁舎の耐震診断の結果より老朽化をしております庁舎建て替えは、必然であると考えております。来庁舎の市民と多くの職員の命を守ることは重要であります。建設費総額が約101億円~150億円と試算されております。今後、委員会としても慎重な議論をさらに重ねて参ります。そのつど、詳細な事項を私なりに私見も交えながら報告をして参ります。各地域に入った時は、①と②の意見や要望を皆さんから拝聴するよう心がけておりますので、気軽にご意見・ご要望を聞かせて下さい。

11月18日(金) 本日は、第3回目の「防災人づくり塾」に出席しました。 18:30分から20:30分まで高知市総合あんしんセンター3階の大会議室にて、しっかりと講義を受けました。今回で3回目になりますが開校日と変わらず受講生で満杯状態です。仕事の時間をやりくりしながら出席されてる方もたくさんおり、会場内は真剣ムードそのもの。つくづく思いますが回を重ねるごとに本当に感心させられます。さて、今回のテーマと講師を紹介します。「気象・地震・津波災害から身を守るための防災情報」と題して、高知気象台の山神 政司(やまがみ まさし)次長に講義を賜りました。前半の1時間講義は、正直に言いますと内容があまりにも専門的(マニアック?)すぎて睡魔との闘いでした。しかし後半の1時間は、まさに地震・津波情報の最先端の一部を講義して頂き!!目が覚めました。今回の3.11の教訓の一つとして気象庁からの地震・津波警報の情報発信の仕方を今こそ見直すべきであると言う事でした。3.11当日、地震発生3分後に第1波の津波高を情報発信した。ところが、それを聞いた方々は想定より津波高が低いと勝手に判断してしまい第2波・第3波が襲来するまで安心をして逃げようとしなかった事例があるそうで、とても悔やまれておられました。今後「津波警報の発信基準と情報文のあり方に関する検討会」の中で十分な論議がなされ地震・津波情報発信のあり方が再検討されるとの事です。山神次長 曰くこれからは「単なる地震・津波情報の発信だけでなく地域住民がいかにして、すばやく避難が開始できる情報発信ができるか」気象庁としても取り組まなければならないと決意を語られていたように思います。気象庁の皆様の、日ごろの並々ならぬ尽力に感謝するとともに新たなる実践的な避難誘導への情報発信に向けた取り組みに期待をします。なぜならば命をつなげれるものは、間違いなく「情報」の中にしかないと、私は思うからです。

 11月17日(木) 本日は、私の地元であります十津(とおづ)地区において支援者による懇談会が開催され参加をさせて頂きました。近況の活動報告をさせて頂く中で、「三里地域津波避難計画」についてふれさせて頂きました。海岸地域に位置する十津地区において津波避難計画が現在、策定されておりません。同じ三里地域において種崎地区・浦戸地区・御畳瀬(みませ)地区・長浜川北岸の4地区では既に「津波防災マスタープラン計画」が策定されております。地元では、早急な取り組みが望まれていたところ平成23年9月補正予算にて「三里地域津波避難計画」が津波防災対策事業の一環として600万円の措置となりました。今回の津波避難計画の特徴は、企業コンサルタントに計画策定を委託し地域住民との間で、よりスピーディに計画を完成させる事を目的としております。いよいよこれから、避難路・避難場所などについて地域の問題点をピックアップしながらマップ作りが本格的に始動して参ります。三里地域は津波避難ビルも非常に少なく、急峻な大平山に逃げ込むしかありません。また、大平山までの到達距離も遠く避難手段として乗用車が考えられますが、交通渋滞に巻き込まれ逃げ遅れることも想定されます。今後、地元の自主防災組織との連携も取りながら、地域住民が一つになって取り組んで行かなければ成功に達しない事業であります。本日の懇談会で、「三里地域津波避難計画」が実施されることを、初めて知らされた人ばかりで啓発の重要性を感じました。これからも、草の根の防災対策をしっかり取り組んで参ります。

 

 11月16日(水) 最近、三里地域の方々から「可動式防波堤」の建設について多くの質問を受けております。現在、具体的なビジョンがハッキリとしていないので返答に困っている今日この頃です。本日は、特に予定もなく「可動式防波堤」構想が気になり、イメージを確認するため浦戸湾口の種崎海岸に行って参りました。うららかな日の種崎海岸の埠頭に立つ。どこまでものどかな風景。トンビの鳴き声と心地よい潮風が眠気を誘う程とても気持ちよかったです。可動式防波堤とは、「超巨大な防波堤」が海底から浮上してくるというのです。まるでアニメ「マジンガーZ」オープニングの世界のように感じました。国土交通省は、南海地震対策の一つとして、総額339億円で設置する新規直轄事業として了承をしており、平成24年度予算の概算要求に盛り込まれる事となっております。国庫補助を受けて行う高知県事業費も含めますと総事業費は、約640億円に上がると試算されております。高知市湾周辺施設や市街地への浸水被害を最小限に防ぐのが目的であります。実現が可能となれば、現在すでに工事が着手されている和歌山県海南市についで2番目の防波堤となります。規模としては、浦戸大橋の湾口に長さ170メートル、高さ20メートルの防波堤が出現となるそうです。平時は海中に沈められ、津波発生時に浮上する仕組みになっているようであります。地域住民の皆さんの意見をお聞きすると、疑問視されている方のほうが多いように思えます。また、よく分からないといった意見もありました。疑問視をする方の多くは、種崎地区周辺を犠牲にしている、長期間で数百億円をかけた可動式防波堤より裏山への避難経路・場所の確保や整備にお金をかけるべき、より多くの避難タワー建設にお金を充てるべきなどその他多数であります。今後、白熱した議論展開が開始されてくると思います。私としてもしっかりと注視しながら慎重な取り組みをしていく事を、種崎海岸の埠頭にて決意を新たにしました。

11月15日(火) 本日は、午後の市役所内での会議を終えて高知市五台山(ごだいさん)地区に参りました。地域住民の方から五台山地区における南海地震対策のご意見・ご要望を受けるためでした。相談者は、五台山地区に生まれ育ったと言う「おじさん」でありました。突然の携帯電話からの連絡を受け、現場に到着。初対面!? 挨拶もそこそこに、おもむろに「おんしー 昭和の南海地震を知ちゅうかえ」と切り出され、幼少の頃に五台山地区で被災された時の様子を語られ始めました。約1時間程、当時の五台山地区の被災状況の大変さを思いの丈、伺させて頂きました。写真左下の下田(しもだ)川の周辺地域は当時、河川堤防もなく全て冠水してしまったそうです。「おじさん」曰く、当時の事(昭和南海地震)を知る者が地域からおらんなってしもうた。「高知市の新たなる南海地震対策に役立ててほしい」とのご意見でした。「おじさんっ!!」 の想いを受け、新たなる決意をするべく五台山展望台に上がり、高知市の大パノラマを展望しながら思索。気の遠くなるような歴史を刻み、数々の困難と立ち向かいながら便利さと快適さを求め続け、築きあげられた近代都市高知市。眼下に広がる光景。紀貫之(きのつらゆき)の時代に想いを馳せますと山奥の裾野まで数々の島々が浮かび、眼下の大パノラマが全て海水におおわれた「湾」であった事を彷彿とさせてくれます。本日の五台山展望台にて思索・・・結論としては「過去の教訓を掘り起こし実践せよ」といったところではないでしょうか? 皆さん、どう思われますか。

11月14日(月) 夕暮れ時の高須地区での市民相談を終え、帰路の途中で大変に美しい光景に出合いました。すぐさま車を降りてカメラのシャッターをきりました。普段なにげなく通行していた地区ですが私にとっては、突如として絶景があらわれたという感じでした。私以外にも、次から次へと車上から降りてカメラのシャッターをきっている人たちが沢山いました。南国バイパス沿いに広がる一面のコスモス畑の美しさは、言葉にならない程きれいで夕日とのコントラストとが最高でした。昼間は、坂本龍馬記念館を訪問し盛況な龍馬観光を実感させてもらいました。一日の活動を終えようとしている中で、本日最高のご褒美でした。南国バイパスを走るさいには、高須地区のコスモス畑に目をやって下さい。今が一番きれいな時です。ただし、コスモス畑に見とれ過ぎて交通事故だけは絶対に注意ですよ。一度、車上を降りてコスモス畑をのんびりと散策してみてはいかがでしょうか。只今、高須地域では、ひそかな観光スポットとなっております。お見逃し無いように!!

  

 11月14日(月) 本日お昼の浦戸周辺での市民相談を終え、高知県立坂本龍馬記念館の入場口にお目見えしました「シェイクハンド龍馬」と握手をして参りました。平日にもかかわらず県外観光客が沢山訪れており、龍馬の生誕・命日にふさわしい活気がありました。桂浜周辺の物産店にも多くの大型観光バスが入っており盛況でありました。新たなる人気スポットとして成長してゆくよう龍馬観光をさらに盛り上げていきたい!!そのような想いで龍馬とシェイクハンドを交わしました。シェイクハンドする事は、「龍馬との間で約束を交わしあう事」になるのではないでしょうか。自らの思いや決意や悩みは、皆さんそれぞれあろうかと思います。一度、龍馬と心を分かち合いシェイクハンドしてみてはいかがでしょうか。龍馬なら、どんなことでも太平洋のような大きな心で、どんと引き受けてくれるに違いありません。ただし、一度交わしたシェイクハンド(約束)は、絶対に守らなければなりません。とは、言いすぎでしょうか!? とにかく坂本龍馬記念館に訪れたさいには、気軽にシェイクハンドしてみて下さい。心中にどのような思いがこみ上げてくるでしょうか、お楽しみです。(写真右:龍馬と私だけの思いを込めた、男と男の秘密の握手・・・・いったい何を約束したのか?)

 11月13日(日) 仁井田吹井(ふけい)地区の敬老会に出席の後、武市半平太旧宅を久々に訪問しました。瑞山(ずいざん)公民館から歩いて数分で到着できます。昨年の今頃は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映でブームを呼びさまし訪れる観光客で活気にあふれておりました。そのような出来事がふと頭によぎりながら周辺を散策しました。この日は、訪れる人もほとんど無く、ひっそりとしておりました。龍馬の命日(11月15日)が近いともあって龍馬の生誕地である上町や高知駅周辺・桂浜に観光客は集中しているのだろうか?やはり龍馬人気はすごい!など想いはつのりました。幕末時代のおもむきや風景が今でも残っている吹井地区です。激動の時代に生きた武市半平太の生きざまを肌で感じさせてくれるパワースポットでもあります。仁井田吹井の新鮮な空気をおもいっきり吸って、幕末時代に己が想いをタイムスリップさせてみてはいかがでしょうか。先行きの見えない世相にあって新たなる何かをきっと見い出せるかもしれません。ねっ!? 

※武市半平太旧宅は、今でも一般住宅として生活をされておられます。訪問のさいには、くれぐれもご配慮よろしくお願いいたします。        

(写真:山裾の白壁の家が武市半平太旧宅とお墓周辺です)

 11月13日(日) 仁井田・吹井(ふけい)地区の瑞山(ずいざん)公民館にて敬老会が開催されました。三里地区選出の県議・市議とともに出席をさせて頂きました。仁井田吹井地区は、土佐勤皇党のリーダー武市半平太を輩出した地であり、今でも武市半平太旧邸は、一般住居としてたたずまいを残しております。武市半平太ゆかりの地でも高齢化が益々進んでおります。地区人口数は約130人でありますが、その内の約49%が60歳以上の高齢者比率となっております。このような現状にも負けず吹井地区の高齢者の皆さんは、元気で嬉々として公民館に集まって来ており、私もパワーを頂きました。行事内容としてまず初めに、三里ふれあいセンター長の山中次男さん(前高知市消防局長)より「災害に学ぶ」と題して、ご自身の消防局時代を振り返っての防災体験談とともに東日本被災地でのボランティア活動を通して今後の南海地震対策のあり方など約1時間ほど講演がありました。その後、食事会を通して有意義な時間を過ごさせて頂きました。地区の婦人の皆様の数々の手料理は大変においしかったです。地域でのつながりが希薄化してきている中で、吹井地区の皆さんは、気さくで仲良しが多いです。武市半平太旧邸・墓石に訪れたさいには、地域の皆様が快く迎えて下さると思います。是非とも、高知市仁井田吹井地区にお越し下さい。