バックナンバー: 2011年 8月

平成23年8月23日(火)四国電力 伊方原子力発電所へ高知市議会公明党の一員として視察をして参りました。福島第1原発事故の発生より、原子力発電所のさらなる安全性が問われております。全国17ヵ所54基ある原発の中で唯一内海に建設されている伊方原子力発電所は、緑色片岩の強固な岩盤上に建設されており津波被害も最小であると言われております。しかし沿岸部には活断層が走っており大地震への備えに関しては油断のならない状況にあります。施設周辺では3.11以降ありとあらゆる安全対策が推進されており職員からは、安全には万全な対策を取っているとの説明がありました。地域住民の皆様の安全性への理解を得るために約3万件に及ぶ家庭訪問を行ったそうです。有事の際の被害・影響力が多大になると予想できるだけに今後も引き続きさらなる安全対策をして頂けるよう要望をして参りました。

平成23年8月22日(月)高知市役所第一委員会室にて、議員と市職員を対象とした小水力発電に関する勉強会が開催されました。「小水力発電の現状と課題について」と題して高知大学農学部 佐藤周之準教授と愛媛大学 篠和夫 客員教授の講演があり質疑を交えながら勉強会は進行されました。福島原発事故発生以来、自然エネルギーあるいは再生可能エネルギー等への転換が注目され活用に期待が高まってきているところです。高知県は1年間を通して降水量・日照時間・風量が豊富であり太陽光発電・風力発電・バイオマスの利用など新エネルギーの活力を生み出すには最高の条件を備えております。本市においては、費用対効果なども考慮されていくと実施活用までに時間がかかるように思えます。高知市議会公明党は、自然エネルギー活用に対して先進的な取組をしております梼原町へ先月末に視察を行いました。行政規模の違いはありますが梼原町から学ぶべき事は沢山あります。これからも実施活用に向け、研修を重ねて参ります。

平成23年8月16日(火)高知市高知城ホールにて開催された防災講演に参加をしました。「東日本震災の津波で気づいた多くの教訓」と題して東京大学地震研究所の都司嘉宣 (つじよしのぶ)准教授が講演をされました。3.11大震災から得られた教訓として津波対策は「百年に一度の地震」と「千年に一度の地震」の二つのレベルに分けて考えるべきであるとのお話がありました。また、「千年に一度の地震」に対して、堤防などの大規模な補強工事は大変に難しいが逃げるための避難道の整備は確保しなければならない。そして避難場所の高さは、20メートルは確保されないと命は守れない。そうでないと無意味であるとの話でした。その他にも多数の教訓を教えて頂きました。

平成23年7月31日(日)地元選挙区の三里地域において街頭演説会を行いました。この日は、山根・寺内高知市議会議員も同行で応援弁士として入って下さいました。三里地域は、海岸地域であり3.11以降、津波対策のさらなる安全性構築について地域住民の皆様より多数のご意見ご要望を受けておりました。地域住民の皆様の想いと声を代弁すべく3月度議会において南海地震対策について一問一答方式により集中的な質問を行いました。3月議会での質疑応答の一部内容を街頭演説にて報告をさせて頂きました。海岸地域・浸水予想地域に60~70の避難ビルの指定が必要であることや、南海地震対策構築に向けて市長自ら被災予想地域に入って地域住民との話し合いを持って頂ける事など報告をしました。まだまだ解決すべき課題は山積の状態です。これからも引き続き南海地震対策について質問を行います。地域住民の皆様の代弁者として頑張ります。

平成23年7月28日梼原町の「まち歩き観光」について視察をしました。龍馬伝ブームの熱がさめゆく中、高知市も新たなる観光戦略を打ち出さなければなりません。梼原町は、大自然と幕末当時の趣を残した文化遺産が多数保存されております。町民の皆様がおもてなしの心で観光客を迎えてくれます。皆さん気さくな人ばかりでした。特に感心をした事は、まち中のゴミが大変に少ない事に気がつきました。おかげで気持ちの良い歩き観光ができました。ありとあらゆる知恵を出しながら町民一体となった「おもてなし観光」に感激をしました。人と人とのつながり、心と心のつながりの中にこそ最高の観光は存在するのだと感じました。まち中を案内して下さったガイドさん、こころよく接して下さった町民の皆さんありがとうございました。大変に勉強になりました。また、参ります。

 

 

                                  平成23年4月より小中一貫教育校の梼原学園が開校されました。学校関係者と意見交換および新校舎の視察を行いました。新校舎は、梼原町産の木材をふんだんに活かし、広々とした造りになっており最高の教育環境が構築されておりました。小中一貫教育の最大の効果は、6年・3年・3年制から4年・3年・2年制にすることにより、中1ギャップの解消が図られ生徒の非行化を防ぐことに繋がるとのことでした。梼原学園の生徒に接して感じたことは、皆さん、さわやかな挨拶と自然なコミニュケーションがとれることに感心をしました。開学したばかりの学園ですが、大自然の中での小中一貫教育に期待を込めてエールを贈ります。すばらしい人材が梼原学園から陸続と輩出される事を心より祈っております。学校関係者および教育長には、大変に素晴らしいお話を聞かせて頂きありがとうございました。

 

                             

 梼原学園は、地元木材を活かしのびのびとしてさわやかな教育環境 を創出しております。廊下も広々として先生・生徒たちのコミュニケーションの場となっており、木のぬくもりと森林の香りが芳しく最高の教育環境にあります。7月末の暑い時期での視察でしたが、校舎内は外からの風通しも良く大変に心地よかったです。高知市の小中学校にもこのような教育環境が構築できたら生徒にあたえる影響は素晴らしいものになるにちがいないと思いました。教育環境の整備に向けてさらに研修を行い実施できるようこれからも頑張って参ります。

 

                                                                                                              

平成23年7月26日(火)、 高知県市町村議会議員研修会に参加しました。福島大学 今井 照先生「東日本大震災で考えさせられたこと」・田中尚輝先生「災害時におけるNPO支援と自治体の協働のあり方」についての講演が行われました。現場調査に基ずく研究発表と具体的な内容で、南海地震対策構築に向けて大変に参考となる内容でした。今後も研修を重ね頑張って参ります。

高知県立県民文化ホール  オレンジホールにて