「下水疫学調査」の視察!
1/11 仙台市と東北大学が協力して行っている「下水サーベイランス(下水中のウイルスを検査・監視すること)」により、地域の「新型コロナウイルス」の蔓延状況を把握し、効果的・効率的な対策につなげていくという取組を、現地視察しました。
東北大学の佐野大輔・教授や、北海道大学の北島正章・准教授 等から、さまざまな研究・取組について教えて頂きました。
今回、学習させて頂いたのは、
新型コロナウイルスの「下水の中の陽性率」が上がると、1週間〜2週間後に「感染陽性者数」も上がる。
「下がる」時も同様の動きになる。
また、令和3年12月の「感染陽性者数」が、ずっと少なかった時は、「下水の中の陽性率」も、ずっと低かった。
「10万人に1人」の「感染陽性者」だとしても、「下水の中からウイルス」が発見できるまで「検査の感度」が上がってきた。
下水が「陰性」ならば、97.1%「人にも感染していない!」
それに基づいて「感染者の予測値」を発表するという試みを行っているが、
大きな状況の変化がなければ、誤差の小さい範囲に「予測値」が発表できている。
「ワクチン接種の効果が出てきた時」や「オミクロン株が出てきた時」等、“大きな変化があった時“には、「予測値」が大きくズレることがある。
→しかし、徐々にデータの蓄積が積み上がってくると、それらを加味した予想が立てれるため、さらなる「予測・精度」の向上が期待できる。
他にも、たくさんありましたが、特に、私が印象に残ったのは、この3点でした。
今回、視察させて頂いた
「下水疫学」という分野は、世界的に見ても、まだ20年ほどしか経たない“新しい研究分野“とのことですが、
「下水」には、下水集水域に住んでいるみなさまの「食べ物」や「服用した薬」など、「人の健康に関わる多種多様な情報」が眠っています。
また、これらの情報は、個人情報から切り離されているので、倫理的な問題は生じません。
今回、取組を行っている「仙台市南蒲生浄化センター」は、仙台市の約7割(約70万人)の方の下水を処理している日本でも有数の大規模・下水処理場でありますが、
このような研究を継続的に進めていくことで、「新型コロナウイルス対策」は、もちろん今後の「新しい未知なるウイルス」への対応にも大きく寄与し、仙台市民のみなさまの“命と健康を守る大きな力“になると感じました。
今回の視察を生かし、私たちに何ができるのか、何をしなければならないのかを、しっかりと考え、取り組んで参ります!

