TPOをわきまえる
TPOとは、時・所・場合に応じて態度や服装を使い分けることを意味する言葉で、時間(Time)、場所(Place)、場合(Occasion)の頭文字を取り、ビジネスシーンでは必要な要素の一つに挙げられます。
素敵な洋服を着ていても、気の利いた対応をしていても、TPOの意味を知って行動をわきまえていなければ、顰蹙(ひんしゅく)を買ったり浮いた存在になることもあります。
「TPOをわきまえる」や「TPOに相応しい言動を心掛ける」などとしてTPOは使われますが、中には用い方を間違えているのでは?と感じることがあります。
例えば、TPOの意味を勘違いして「空気を読むこと」と思っている人は、相手を気遣いその場の雰囲気に見合った対応をするということで、その場の雰囲気で変化すると思っているのです。
しかし、TPOの本来の意味は、その場の様子や雰囲気、対人関係や社会集団の状況で力関係・利害関係などで、経時的に変化していくことではないということです。
ですから、TPOをわきまえて「いつ、どこで、どのような場面か」をよく理解し、服装や言動を考えることが重要になります。
時間帯は昼間なのか深夜なのか、大勢の人が集まる場所なのか、高級レストランまたは居酒屋かなど、様々な場面でのTPOをわきまえた振る舞いについて知っておくことは大事なことかも知れません。