1月20日(木)午前10時 徳島県海部郡美波町にお邪魔しました。
徳島県海部郡美波町は、2006年に日和佐町と由岐町が合併して新たな街を形成しました。
総人口6303人・3166世帯、高齢化率49%(令和3年8月)
昨年12月 我が下知地区減災連絡会の講演会で美波町の素晴らしい取り組みを伺い、現地を見てもっと詳しく知りたい!と公明党市議団4人で伺いました。
初めに、徳島大学人と地域共創センター学術研究員の井若和久先生から、#住民主体の事前復興まちづくり について学びました。
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まず、事前復興の定義や動向について学びを深め、由岐地区の特徴や被害想定、災害前過疎に歯止めをかる具体的な取り組みについて伺いました。
特にハード面では、土地利用計画と合わせて高地開発の具体化も盛り込んだ住民主体による事前復興まちづくり計画の立案プロセスやネックとなっている課題について、ご教示頂き下知に置き換えて取り組む場合にも大変参考になるものでした。
272334469_2446041175527602_1021139595031815865_n由岐地区では震災前に高台住宅地の開発を行い、地域継承を託する若者世代に安心して住み続けてもらう所を作る。その為の高地開発候補地の選定を行う調査やコンペを官・学・民の協力で行った。

そして、沿岸部に住む親世代から独立をする子世代の新居を、近くの高台に新築し、災害時の生活再建に寄与するプランが今後の開発の可能性が高いとの結果が出され、
平成29年2月 美波町国土強靭化計画に搭載。
平成30年 高台適地調査
令和元年ボーリング調査実施
現在は、まだ公的開発は行われていないものの、若者世代が自力で住宅を新築されていました。

など、災害前に安全な住処を作り、避難しなくても良い人を作る取り組みも災害対策の一つではないかとの示唆に富んだご意見をいただきました。
との言葉が蘇りました。
美波町役場職員であり、地域づくり団体 #美波のSORA 会長の浜大吾郎さんより説明を受けました。
この話を初めて聞いた時には、「公務員が副業を持つ」そんなことができるのかと、疑問に思いました。

しかしながら今回の視察で、現地を見て、
この地域に必要な活動である
住民参加型の地区防計画を現場で支えている
まさに民力で行う地域包括支援事業で有る
公務員の副業を認める例は他自治体にも有る
高知市でもやりたい事例
など、腑に落ちるお話でした。

導入のきっかけは、浜さんの「ふるさと愛の深さ」だと思いました。まさに #スーパー公務員

誰しも、先祖伝来の故郷を懐かしみ、ずっとあり続けて欲しいと望むもの〜だからこそ、災害があっても住み続けたいし、集落消滅の危機を避けたい!

そうした願いが、地域リソースの減少を補うがごとく、災害前にハード整備を行い、コミュニティーを構築し、子ども達と防災活動や地域産業で有る漁業を未来に残す壮大なプロジェクトを展開されています。
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SORAの活動は、
1、生活支援事業
2、行政支援事業
3、地域づくり支援事業 からなり
メンバーには、役場職員、自主防災会の会長、コミュニティカフェの代表、大学の先生などが参加されています。

その報酬は、1時間でも一日でも500円。
活動日数に応じて3ヶ月に一度支給されるそうです。

公務員がこの活動に参加する為に作成された「地域貢献活動を行う美波町職員の営利企業等の従事制限の許可基準」は対象職員の基準や実績報告も求められ、厳しい整合性が問われるものとなっていました。

浜さんは、「まちづくり活動が趣味」だと。
土日は、ほとんどこの活動に費やしておられるそうです。
今後は、障がい者の雇用の受け皿にもなるように取り組みたいと語って居られました。

コロナ対策をしっかり行なった風通しの良い会場で、熱い議論が出来た事、高知市下知の長年の交流のおかげで今回の視察が実った事など、関係者の皆様に感謝でいっぱいです。

最後に町の様子を見学。

272022261_2444168805714839_5773812987221366086_n由岐地区は海の近くに集落があり第一波の到達は10分から12分。その為5分位で逃げる事ができる場所を確保する様に、自然地形の山を使った避難場所は40箇所ほどあるとのこと。
見学した避難階段の入り口は海抜3、2m。最上部は30メートル以上あるそうで、急傾斜地対策費約4億円で、
作業道が整備され避難路として使用されています。
約、26メートルの場所から眺める地域は海に面する集落で、正直厳しいところだなと思いました。だからこそ、今を真剣に生き抜き、事前の対策を真剣に行っておられることがよくわかりました。
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また、日本最古の地震津波碑として知られている康暦碑も拝見させて頂き、100年に一度の災害が繰り返し発生している様子がわかる貴重な碑を拝見させていただいたことの甚深の思いが募ります。
この学びを今後の政策提案に反映してまいります。

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