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今議会では、技術部門向上のための職員配置とその育成について、コロナ禍のインフルエンザ接種を高校生まで拡大を求め、国民宿舎運営継続費、高知市文化施設「かるぽーと」の改修について・医療的ケア児のレスパイト事業など質問しました。
本市が予定していた中学生までのインフルエンザ助成は、この提案を受け、今年度に限り高校生まで拡大されました。
また、閉会日には公明党の立場から討論を行いました。
討論は以下の通りです。
公明党の高木妙でございます。市第103号 令和2年度 高知市一般会計 補正予算に賛成の立場で、「高知市文化プラザ 長寿命化 整備事業に係る継続費の設定」議案について、討論を行います。この議案は、平成13年の竣工から18年が経過した高知市文化プラザ「かるぽーと」の改修を行うために、令和2年度から令和5年度まで、「公共施設等 適正管理 推進事業債」を活用し、予算額40億円の継続費を設定するものです。
また、工事期間は令和4年4月から令和5年6月までの15ケ月間で、「かるぽーと」を全館休館して改修工事を行い、現在課題となっている、老朽化がみられる箇所を改修し、「施設の安全性」を確保する。2つ目にすでに発生している設備等のトラブルを解消することにより「催事・サービスの安定化」を図る。3つ目に、建設当時から今日に至るまでに変更された法令や基準を守るために、「既存不適格の改善を図る」などの3点を、優先的改修課題と捉え、加えてトイレの様式化を含む施設全体の長寿命化を図ることが予定されています。
高知市ではこの改修を決断するにあたり、令和元年3月の第474回定例会において、「劣化度調査及び整備基本計画策定業務」として予算額2500万円を計上し、「2022年から約1年間「かるぽーと」を休館し、長寿命化に向けた設備更新等を実施する予定」と、説明され、議会もそれを認め、進めてられてきました。その結果、令和2年3月末に「令和24年度までに約115億円の改修費用が掛かる」との調査結果をもとに精査を行い、本来であれば90億円をかけて一気に改修することが望ましいけれども、財政事情により、急を要する改修を予算額40億円を投じて行い、その後は平準化して施設整備を行う計画案の説明を、本年8月17日の経済文教常任委員会で受けました。
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しかしながら、この劣化度調査が示す多額の改修予算は、私たち市議会公明党もさることながら、議会も、市民の皆様も、ましては、市長をはじめ職員の皆様方も一様に驚きを隠せない衝撃が走ったと思います。
「かるぽーと」は、平成13年(2001年)に高知市民の切望により、ようやく県庁所在地高知市の施設として誕生したものの、開館当初より、エレベーターの待ち時間による不満、観客の動線による課題、バルコニー席の死角問題、県民文化ホールの平面構造に比べて複雑な配置や段差の問題などの多くの指摘があったことも事実です。
また、190億円を投じて完成させたホールには、相当な舞台装置がしつらえてありますので、開館当初から計画的なメンテナンスを行うことが当然であります。そこで私は、平成26年3月議会で開館10年を経過する施設の安全性や諸課題について質しましたところ、当時の教育長は、「長期修繕計画のもと順次修繕を行っている」と答弁されましたが、この度の審査において、施設全体の修繕計画が無いこと、機械改修費などの要求を先送りし、約30億円もの積み残しとなっていることが発覚しました。私は、なんとも言えない複雑な思いとともに、会派で文化施設の視察行った結果、長寿命化を図るといいながら、文化施設の縮小にもなりかねない議論に異論はあるけれども、指摘をあげつらうことだけでは課題は解決しないことから、この施設の改修を先送りする弊害は大きいとの見解を持つに至りました。
その理由は、この計画を先送りしますと、なにより危険性が増し、安全対策が遅れることになります。
大ホールの客席の安全性を確保することはもとより、ホール舞台上の30t以上の吊りものを支えるワイヤーには対応年数を経過したものもあり、舞台・床機構の整備が急がれます。人命に及ぶ事故が起これば賠償問題だけでは済みません。また、法令基準の見直しにより、改善を求められているものや、その期限が迫っているものを放置することは、法令順守が義務付けられている自治体が法令違反を犯すことになります。
例えば、館内の空調設備の冷媒はR22が使用されていますが、2020年以降の入手は、困難となり、「モントリオール議定書」に基づく世界的規制が進む物を放置できません。
現在でも不具合が生じている空調設備の改修は急がれるし、建築基準法の改定により求められるガレリアの特定天井、既存不適格との判断が出たエレベーターなど、待ったなしの改修が必要だと感じました。
このような状況では興行中の事故にもつながり、施設設置者の管理責任が問われ、公民館活動など日頃の成果を楽しむ市民の皆様の命と安全を守るためにも、早期改修が急がれるとものと判断します。
その上、「休館期間を見直して再検討を」行えば、高知市がホールの設置者として社会的信用を失うことになりかねません。(公的施設の信用)ホールの通常の予約は1年前から行われ、大規模な学会や講演会などは3年前から受付けます。
令和5年7月リニューアルオープン以降、高知県での開催予定が決定している催事でカルポートが使用できないとなると、その他の施設で受け入れが可能かどうかを業界関係者は協議するのですが、開催ができないとなると、文化施設のみならず、旅行代理店や宿泊施設、舞台関係者、広告宣伝事業者など高知市の多様な業種に経済的損失を与えることにもつながります。また、財政が厳しい本市にとって財源確保は事業実施の絶対的な条件です。
現時点で「公共施設等 適正管理 推進事業債」が活用できることがわかっていながらそれを逃せば全額市費での負担となり、厳しい財政状況の本市にとっては、この改修を行うことは難しくなります。この議案審査過程でも明らかになった施設改修を先送りにしてきたことからも、これまで本市では、文化予算の執行は後回しにされてきました。
たとえば、文化施設の事業予算を決算ベースでみると、平成14年の開館年度は約2億6000万円、翌年度は、1億3000万円と一挙に半分にカットされ、令和元年度の決算額では、約6900万円しかありません。また、この施設改修を疑問視する声はあっても、高知市東部総合運動公園拡張の話は着々と進められ、スポーツ施設の充実が図られても、文化施設の縮小議論が進むことがあってはなりません。
以上の4点の理由をもって、わが会派では、「かるぽーとの施設改修における継続費」は認めようとの結論に至りました。
ただし、執行部には、この改修は将来の活動や事業を見据えた投資であるとの観点と、市民の皆様のご理解を得るためにも、
財源の確保に努めること
施設改修専門室、または、チームを編成し、経費の縮減を図り、対応年数を延ばす長寿命化を図ること
この度の改修と合わせて、文化施設の廃止・縮小や・統合の議論へと進むことは断固反対である
カルポートの方向性を考える時期が来た時には、市民を交えて、その在り方を考えること。
改修後のリニューアル感を市民が感じられるものにすること
施設の利用率が高まる経営方針を打ち出すこと。以上6点を 附議した上で賛同いたします。
みなさん。芸術文化には目に見えない心の傷を癒す力があります。
舞台に立つ者は命がけで技を磨きます。一人、孤独にも自分と戦い、血のにじむような努力で技を磨き、長い時間をかけて作り上げてきたものを瞬時に表現する。それを支える、照明さん、音響さん、舞台転換の裏方さんら、そこに働く人々の技術や細やかな配慮に支えられ、さらに会場の雰囲気や観客の琴線の響きにふれて、新たな芸術へと見事に昇華していき、自分ひとりでは成し得ることができなかった見事な作品が生まれています。
今、コロナ禍により新しい生活様式で社会全体が変化をしている時、文化・芸術は医薬品のように直接コロナウイルスを退治することはできませんが、コロナ禍によって分断がもたらされた人と人の心を結びつける不思議な力があると考えます。
本市、魁の文化人たちが建設へと導いてくださった、高知市の文化芸術の興隆を願う原点を忘れず、この施設が・子供たちが将来を夢見るあこがれの場所に・世界に飛び立つ人を育てる場所に・市民の日常使いがますます活発化される場所に・南海トラフ地震から市民の命を守る避難場所になるよう、願いを込めて「高知市文化プラザ 長寿命化 整備事業」は急がねばならないと高知市議会公明党は、再度申し上げ議案に賛成するものです。