7月26日(日)下知水再生センターの避難場所を見学会しました。
この建物への避難計画は、「小倉町の住民がこの場所に避難できるよう耐震工事をしてほしい」と言う故吉岡町内会長からの要望から始まっています。
高知市はセンターの耐震強度の検討を行い、原位置で耐震工事行うことも検討しましては、移転新築工事をすることになりました。
そこでせっかく新築工事をするのなら,地域の声を反映させて頂けるようにと、下知減災の重鎮メンバーや地域住民の声を平成29年3月議会で代弁し、
1、屋上を避難場所とするならなテントが張れる形状に。
2、屋上にガス給湯ができること
3、スロープでの移動を可能にしてほしいなど
翌年,5月13日の説明会で住民合意を頂き建屋の建設着手となりました。
残念ながら、スロープは難しかったですが、屋上まで外階段の蹴上げ幅は低い階段となり、昨日見学会が行われました。
〇 一番驚いたのは、屋上テントのしつらえ。
〇 防災倉庫の広いこと。上手に使用すれば横になれるスペースが取れるかも。
〇 2階会議室には、知寄保育園の園児たちの食物備蓄と避難場所
〇 標高は2,8m。屋上まで13m。浸水深(1〜2)
〇 収容可能人数 屋上428人と、概ね満足いただける整備がされましたが、一つ残念なのはスロープが取れなかった事。
高知市の水再生処理施設という重要な役目を担う管理棟の建設が主眼であっても,そこに、「もう一歩,防災の視点を持ってもらいたい!」と思う参加者の気持ちを痛いほど感じた事も事実です。
まずは、懸案であった小倉町住民・知寄保育園の園児達の津波避難場所の確保ができました。
その上で、東雲町、丸池町、スズメ共同作業所の皆様にも緊急避難の選択肢が広がったと思います。