3月20日(水) 下知地区減災連絡会主催の街歩きが、高知大学特任教授の岡村眞先生を囲んで行われました。この地域は海抜ゼロメートル地域で、南海大地震が起こると、まず、2mの地盤沈下発生しその後津波が襲来。

そして長期浸水被害も予想されているだけに、地域住民の切実な危機感があり、岡村教授のポイント地点での説明に、皆で真剣に学びました。


新築された下知コミュニティーセンターに集合したのは約70名。準備した資料も不足するほどの反響です。

岡村教授は、資料をもとに、「私たちが住む街は、海抜ゼロメートル地帯であり、私たちは海面より下に住み堤防で守られています。

堤防が機能を果たさなかったらどうなるか、津波から逃げるという視点で、自分の街を見直すために一緒に歩いてみましょう。」と話されました。

また、「昭和南海、安政、宝永の地震で地盤沈下したこの地域の様子について話され、M9、0では、どれほど下がるか本当のところ解らない。揺れている中で、もう下がりはじめる。その段階で堤防が崩れていたら、津波が到達しなくても、逃げられない。」

夜は明かりが必要。懐中電灯よりヘッドランプを準備しましょう。」などと、細かな視点もご教授下さいました。

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出発してすぐの交差点では、電信柱について指摘がありました。この地域には、見て分かるほど、傾いている電柱が多く、点検と改修の必要性を感じました。

二葉町自主防災会が、民間ビルオーナーにお願いして、地域の避難ビルに指定されている場所から、堀川水門を見通しました。
ここでは、東北の水門は残っても、津波が脇から押し寄せてきた様子を克明に説明いただきました。

また、この周辺の堤防の崩壊についても指摘され、迅速な堤防強化の取り組みについて質して参ります。

岸壁通りにある、重いトランスを乗せた傾いた電柱。ここは海抜1、5m地点ですが、電車通りに向けて緩やかな勾配で低地になっている様子がよくわかります。

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若松地区。いよいよ、国分川河口周辺です。対岸は葛島。ここは、堤防の補強を行っていますが、海抜3、6m地点でも、この堤防を2mほどの津波が超えてくるだろうとおっしゃられています。

ここでは、様々な事を教えて下さいました。

「地震の揺れの最中に地盤沈下となり、浸水が始まる可能性が高い。自宅が3階建て以上ならば、そこに留まることもありえる。」

「自動車での避難は危険である。」

車はプライベートな空間で安心感があるのか、津波が迫ってきても車から出ようとしないので、車ごと流されることが多い。」

「学校には、絶対に迎えに行かない。東北でも、子供は助かったが、迎えに行った多くの親や祖父母が亡くなりました。」

「津波が高知で1番高くなるのは地震発生後8時間前後です。津波が引いたと思って自宅へ帰ってはいけません。」

「作ったものに頼らない」「非難するなら、駐車場の3階へ」

「津波避難は障害物競争である」

******追伸****

下知コミュニティーセンターの屋上には、地元防災会からのご要望を受け、LPガス災害ユニットを設置しています。
そのユニットを使用し、
まち歩き終了後、頂いた暖かいお茶に、参加者全員が疲れを癒し、岡村先生からも、「暖かいお茶が飲めるのは癒されます。」とおっしゃって頂きました。

私は、この館の建設に関わり、熱源の設置に関しても、副議長室で地域のご要望を受け、市長につないだ日々が懐かしく思い出されました。

いよいよ、4月2日センターのオープン、6日、図書館がオープン、14日(日曜日)は、記念式典と、岡村眞先生による「南海地震から下知地域で生き残るために」の開館記念講演も行われることになっています。

私も、この地域の皆様の命と安全をを守るために、今議会提案した歩道橋の耐震化、長期浸水エリアへの対策等々、今後もさらに命懸けで取り組んで参ります。

今日のまち歩きを計画してくださった関係者の皆さまに心より感謝を申し上げます。

 

 

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高知市 高木妙
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