地元新聞の夕刊には「話題」という囲み記事があり、いつも興味を持って読んでいます。先ごろ、私もそのとおりだと同感する記事がありました。
記者は、最初にプロ野球のドラフトの模様から「強行指名」という行為に対し、何が強行なのかを目線の違いから生ずる発想について述べ、自分達が最も身近に接する強者、権力者は誰かと言えば何と言っても人の自由を拘束する「逮捕」の権限を持つ警察であるとしています。
そして10年ほど前、県警本部長の指揮のもと、交通死亡事故の捜査にあたり、「原則逮捕」の方針により逮捕者が急増した事を伝え、「トップの考え方一つで人を逮捕するかどうかが変わる組織にあきれを通り越し、恐ろしさすら覚えた」と率直な思いが綴られています。
そこで記者は、事件を起こした中学生が逮捕されるケースが県内で目に付くとして、本当に逮捕する事が必要かどうかについて論じているのです。
高知県は、残念ながら青少年の問題行動が非常に多い県で、教師や友達への暴力、万引き、喫煙、恐喝など決して許されるものではない事案ですが、本当に逮捕をしなければならないのか・・・
子どもの更生を願って、強行に行う事が果たして其の子の更生につながっていくのか、逮捕されたという「重さ」を慎重に考えて頂きたいと私も思います。
逮捕から審判。その結果を受けて人生を、懸命の努力で生きて行かねばならない青少年を作らない社会や家庭を築かねばなりません。先の「高知市学校・警察連絡制度」の運用が即逮捕という行為に結びつかないように、今一度慎重に、また、其の子に寄り添った取り組みを願うものです。

