本年7月24日に高知県高知市合築の図書館「オーテピア」が開館しました。
1Fはオーテピア高知声と点字の図書館、2F~4Fはオーテピア高知図書館、5Fは高知みらい科学館となっております。高知みらい科学館には、プラネタリウムがあり、大変な人気となっています。
今回、視察にお伺いした大阪市立中央図書館は公立図書館では最大級の図書館。年間利用者数も常に全国トップクラスです。
図書館に到着して感じたことは、利用者の年代層の幅の広さでした。
高齢者層のグループ、主婦、サラリーマン風の方、若者など、大勢の方が利用されていました。
立地条件や交通の便の良さなどあると思いますが、オーテピア図書館の延べ床面積は全国でも10番目の広さを誇ります。
これからも、もっとたくさんの方々に利用される図書館へ発展していくことを願っています。
食べれるのに捨てられてしまう食材や食品が、大量に廃棄されること。このことを「食品ロス」と言います。昨今では、このことが問題視され、食品ロス削減への取り組みが、日本国内や世界中でも課題として取り上げられています。
私たちが暮らす、ここ高知市でも平成26年度の数値で、約1万6,500トン、可燃ごみの収集量の約15%が「食品ロス」と試算されています。
2018年4月17日、農林水産省と環境省は、平成27年度の食品廃棄物等及び食品ロス量の推計結果を公表しました。食品廃棄物等は約2,842万トン。このうち、本来食べられるにもかかわらず、捨てられてしまった食品ロスは、約646万トンであると推計されています。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成26年度推計)年間約320万トンの2倍に相当します。
また、食品ロスを国民一人当たりに換算するとお茶碗一杯分、約139グラムの食べ物が毎日捨てられていることになります。大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮などから食品ロスを減らすことは必要です。
日本の食料自給率はカロリーベースで現在では38%と、6割以上を輸入に頼っています。一方で食べられる食材を大量に捨てているということが現実にあるのです。「食品ロス」を減らすために、食べ物をもっと無駄なく、大切に消費していく事を私たちも考えていかなければならないと思います。
「フードドライブ」とは、簡単に言うと「食べ物を集める運動」です。家庭で余っている食べ物を持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動です。寄付できる食品には条件があります。
①未開封のもの
②賞味期限まで1ヶ月以上あるもの
③保存方法が常温保存が可能なもの
④製造者または販売者が表示されているもの
⑤成分表示やアレルギー表示のあるもの
などで、例えば缶詰・レトルト食品・インスタント食品、調味料、乾麺、お米、お菓子、粉ミルク、のりなどが挙げられます。
高知市でも、「フードバンク高知」さんや高知県社会福祉協議会が窓口で「フードドライブ」を開催されています。
もっと身近で寄付できるように、「フードドライブ」への取り組みを推進して参りますので、よろしくお願いします。