世界のデザイナーをこうべから(5)ー世界で五指に入る神戸ファッション美術館
その方法についてはもう少しあとで述べるとして、そのヒントは六甲アイランドにある神戸ファッション美術館の再評価でした。
実は最近まで私自身、まことに恥ずかしながらこの美術館は神戸市のお荷物と思っていました。
もともとデザイナー育成の機関として構想されたものが、美術館に変更された経緯があり、多くの素晴らしい展示企画がなされたものの入館収入だけでは運営が難しく、震災後の財政難から施設の維持にすら苦しむ施設であったからです。
しかし、先にご紹介したファッションコンテスト審査委員長の斎藤氏が、神戸ファッション美術館は世界で五指に入る素晴らしい美術館とおっしゃるのです。
今でも国内では唯一のファッション専門の大規模な美術館であり、とくに現代ファッションの原点であるヨーロッパ・ロココ調の衣装の収蔵品は秀逸だそうです。
これを活かさない手はない。しかし残念ながら市当局も議会の一員である私もその価値を理解しているとは言えませんでした。宝の持ち腐れだったわけですが、なぜそんなことになったのか。(続く)






