憲法記念日 ー 誰が平和を守る
昨日、JR元町駅前で恒例の憲法記念日街頭演説を行いました。
5月3日は、1947年のこの日に日本国憲法が施行されたことを記念する憲法記念日。
平和主義を高らかに標榜する日本国憲法は、世界中を惨禍に巻き込んだ第二次世界大戦の反省から生まれたものです。
それは日本自身が不戦の誓いを述べるとともに、世界に向けて武力による紛争解決をなくそうとの訴えでもあります。
今、国では憲法第9条に関し、「集団的自衛権」の解釈や安全保障法制をめぐって議論がなされています。
公明党はどこまでも、専守防衛、すなわち自衛権の行使は日本国土並びにそこに暮らす国民の生命、財産を守ることに限定することを貫き、集団的自衛権もその枠に留めるよう閣議決定を行いました。
しかし、昨年末の衆院選、さきの統一地方選でも、まだまだ多くの有権者の皆様から、自衛権の拡大行使などを目指す安倍総理のブレーキ役を公明党に求める声が寄せられています。
「平和の党」公明党として、このご期待に懸命に応えていかなければなりません。
ただ、今国会には、自民、公明の政権与党を除いて8つの野党がありながら、「集団的自衛権」など安全保障についての考えはバラバラです。
現実を無視して「外野」で反対しか唱えない共産党も無責任であり、自民党の冒険的な行動を現実に抑止する勢力がないと言って過言ではありません。
国会も地方議会も数が勝負の世界です。神戸市でも「非核神戸方式」を堅持していかなければなりません。
そのためには議席の確保、拡大が不可欠です。
主権者たる国民、市民にどこまで訴えることができるかが、私たちの勝負です。平和を守る力を持つのは国民自身ですから。