予算特別員会第一分科会 企画調整局審査要旨(2023年2月22日45分間)
地域活動の担い手へのポイント付与(シニア元気ポイントの制度拡充)
高齢者の外出機会の増加、社会参加の促進を図ることを目的に、高齢者施設やこども施設等で掃除・洗濯物の整理などの活動に対しポイントを付与する「KOBEシニア元気ポイント制度」が実施されているが、同制度のポイント付与対象に地域活動を加えるなど制度の拡充をしてはどうか。
例えば、児童館や地域福祉センターで実施するこども食堂での配膳スタッフとして活動を対象とした場合、NPOの人員不足や収支に対する副次的効果も得られるようなことも想定されるうえ、ポイント付与という仕組み自身が地域活動への参画への一定の動機付けなるのではないか。
王子公園の再整備
28年前の震災では防災拠点として役割を果たした経緯から、サブグランドがなくなることによって、その機能が失われるのではないかとの懸念があるが、防災機能はどう整備を図るのか?
また景観について、大学がくると高層ビルが建つと心配されている方もおりますので、改めて原田の森の景観をどうのように維持するのか?
若年世代の神戸定着に資する取り組みの推進(企業誘致の推進)
現状の神戸市の企業誘致の取り組みによる経済効果や、企業集積、雇用創出効果など実績について、また、不均一課税の期間延長によって期待する効果の見込みはどうか?
若年層を惹き付ける業種・企業の誘致するなど、戦略的な企業誘致が必要であり、また若年層に関心の高い分野への支援の重点化や、若者のチャレンジを応援し、神戸で起業するということの魅力、独自性を打ち出すことが必要だ。
代表質問の質疑要旨
(2023年2月17日、本会議約47分)
1,介護保険を利用できない方への支援について
20歳から40歳未満を対象とした若年者の在宅ターミナルケア支援制度のサービス利用上限を6万円から拡大すべき
2,子育て支援について
物価高騰の影響で様々な家計の抑制を図るなか、抑制できない費用として医療費や保育料の負担軽減など今後の支援はどのような方針なのか。また、住宅政策について下記2点を質疑。
① 子育て世帯の市営住宅の入居期限延長を
② こうべ暮らし応援補助金「住みかえーる」について諸条件を緩和し使いやすい制度にすべき
3,通学路の安全対策について
子どもの視野は大人の3分の2しかないと言われていることからも、こどもの目線で通学路の安全対策を検討する必要がある。
また、須磨区で行っている「横断歩道注意喚起灯」や灘区で実施している「ハンプの設置」拡大についても、実施個所を増やして検証すること、またゾーン30についても拡大を積極的に行うべき
4,神戸市カメラについて
こどもの安全を守る観点から地下道に防犯カメラの設置を検討すべき
5,障がい者の居場所について
「日中一時支援事業」は介護者の疾病あるいは冠婚葬祭時の利用に限定されているので「介護家族の一時的な休息」にも使えるようにしてはどうか
6,新神戸トンネルと淡河町・北播磨を結ぶ高速道路整備について
淡河町から新神戸トンネルの箕谷までの帝釈山をトンネルで抜く高規格道路を整備を進めていくべきで、本市が主体的に事業化に向けて取り組むべき