本日は来週からはじまる、予算特別委員会の準備と議員総会への参加、さらにいただいたご相談の方への訪問をさせていただきました。外は寒いのですが車を運転ていると、車に差し込む日差しはあたたかで、春の訪れももうすぐかなと感じます。
さて本日の公明新聞に厚生労働省が21日、胃がんの大きな原因とされるピロリ菌の感染による慢性胃炎について、除菌治療に用いる薬を保険の対象に拡大することを承認したとの記事がありました。
胃がんの原因はピロリ菌による感染であることが近年の研究で明らかになっており、ピロリ菌の除菌に保険が適用されることで除菌者が増えれば、胃がんの予防が進むことが期待されまs。
胃がん対策については公明党は、がん対策推進本部の秋野事務局長が2011年2月の質問主意書で、ピロリ菌の感染が胃がん発生の原因であることを政府に初めて認めさせた経緯があります。さらに松明あきら本部長が胃がん検診にピロリ菌検査を追加すべきだと主張しています。
さらに近年あらたな胃がん検診として自治体で導入が進みのが胃がんハイリスク検診です。胃がんの発生リスクを明らかにし、そのリスクに応じて、より効率的に胃がんの予防、早期発見を図るために、血液検査で血清ペプシノゲン、およびピロリ菌抗体を測定することにより、胃がんの発生リスクを明らかにするものです
会派としてその必要性を認識し昨年の定例市会で早期実施を要望した経緯がありますが、実施には至っていません。本市での導入に向けて、目黒区の先進事例を参考にするため、1月に視察を行いました。
目黒区で従来から実施されていたX線検査は他の自治体同様、受診率の低下、低い発見率など問題点が多くありました。そこで胃がん死亡の現状および検診による胃がん発見率を解析し、さらにアンケート調査による胃がん検診に対する区民の受診意向を知ることにより目黒区の胃がん対策を検討しました。。
結果、区における胃がん死亡は40歳代の若年者で経年的に減少し、さらに発見率も40歳代で0.01%と低いことから単純に受診者向上による受診率の向上を目指すのみでは死亡の現象が見込めず、胃がんハイリスク郡に対しての重点的なアプローチが必要になることが明らかになりました。
さらにアンケート結果では、区民の9割以上が、胃がんの発生リスクを知りたいと考えていました。以上の経緯から、ハイリスク検診の導入にりました。
ハイリスク検診は従来の区民検診に組み込まれ、40歳から70歳までの5歳刻みと74歳の方が受診しています。目黒区の場合、従来の区民検診は無料で実施されていたことから、それに合わせる形でハイリスク検診も無料で実施されています。
ハイリスク検診に要する費用は年間約2500万円で、東京都がハイリスク検診に消極的であることから補助がなく、全額目黒区単費でまかなわれています。
導入後の検診受診率は2.7%から33.1%と12倍に上昇、胃がん発見率は0.1%から0.27%と2.7倍に上昇、さらにがん発見1例当たりの経費は導入前の1094万円から155万円と7分の1に削減できました。
ハイリスク検診のメリットは、検診受診率がハイリスク検診を導入した直後より従来のX線検診と比較し、受診率、発見率ともに向上していることから、明らかです。
来週の定例市会では、引き続き胃がんハイリスク検診の早期導入について質疑してまいります。
