読書
「来たるべき民主主義」 國分功一郎氏 読了。
どんな分野も諸問題を突き詰めていくと究極的な区別に到達、政治の分野では敵と友であるという。また人民主権とは主権を立法権みなす前提があるためだが、「君臨すれども統治せず」との言葉もある通り、主権概念が目指していたのは、立法権によって国家を統治するという理想だが、統治は本質的に法や主権から分離していく可能性をはらんでいる、
つまり行政による事実上の政策決定という問題は、この媒介が決して透明でありえない、最初の決定から逸脱の可能性に晒されている、近代の政治哲学はこの媒介の問題を蔑ろにしてきたと。
例えれば、司令するのは立法権たる頭脳である。神経や腱によって末端に伝えられ、手足を動かすが、身体が頭脳のいうことをきかないということであると。処方箋は、住民の方の意見を吸い上げる様々なパーツの強化であるというが、深く考えさせられた書でした。

