昨日、西口再開発対策特別委員会が開催されました。NHK誘致断念を発表するとともに、これまでの分棟案から1棟案+広場案が提示されました。
NHKを断念したということは、事業を成立させるために、その部分の床を誰かが埋めなければなりません。誰が埋めるのでしょうか? 民間誘致はまったくもって無理です。もし誘致できたとしても生活倉庫のように、いずれ撤退するリスクを背負い続けなければなりません。したがって、結局、公共である市と県でカバーするしか選択肢はありません。
一方で、財政厳しい折、既に存在する機能の重複した無駄な施設を新たに入れるわけにはいきません。それでは、公共施設として、何を入れることが県都玄関口としてのコンセプトに合うのでしょうか。
市は5階部分にプラネタリウム+自然史博物館天文機能と1階に駐輪場+トイレ、そして屋根付き広場を提案してきました。
これで、賑わいを作り、福井らしさをアピールできるのかと言われると、それは疑問です。もともと、公共施設部分に「福井らしさ」を要求することは大変難しいと感じています「福井らしさ」は商業床と観光・物産スペースでアピールするしかないのではないでしょうか。また福井らしさを表現するためにも建物のデザインが大変重要になってきいます。
昨日の若手議員の意見を聴いて、言っていることは決して間違いではないと感じましたが、しかし、そのまま受け取れば西口再開発ビルはおそらく永遠にできないと思いました。
いいか、悪いかを別にして、これまでで一番現実的な案が提示されました。市長は、この案で県に説明し支援を求めるとしています。県・市9月議会でしっかり議論して、前進させていきたいと思います。
県内9市の議長・副議長が参加する福井県市議会議長会が福井市役所全員協議会室で開催されました。
議題の中で、各市から提案された議案22件が審議され、そのうち20件が採択され、小浜市とえちぜん市から出された「脱原発に関する議案」2件が否決されました。
午後からは場所を県庁に移し、各市から1件づつ計9件をまとめた要望書を県知事に提出し、各市の議長からその内容を説明し要望しました。知事からの返答は、概ね善処するとのことでしたが、我が福井市から要望した中の西口再開発ついては県も支援するが、県都福井市に予算を投入することの各市の了解も必要だと促されました。
毎年、この福井県市議会議長会が8月と2月に開催され、10月には中央陳情があります。それぞれの議会を代表して参加するのですから、しっかりとした準備が必要だと感じました。
「名産品がなければ作ればいい。日本の中でどこも取り組んでいないものがいい。」ということから、日本で取り扱いのなかったハーブの一種レモングラスに着目し、わざわざタイまで職員を1週間実習に行かせて、レモングラス課(当初は係)という部署を作り、栽培、販路拡大を図り、現在では伊勢丹や九州の百貨店等100店舗以上で販売しています。作付面積は2.5ha、昨年度の売り上げは2400万円だそうです。売上そのものは小さいですが、その話題が全国紙やテレビ局にも取り上げられ、大きな経済効果を生み出しています。
また、いのししが3万頭以上生息し、畑を荒らすことから、いのしし課という部署を作って、ぼたん肉の販売も手掛けるようになりました。(ただし、いのしし肉は扱いにくく、手間もかかるため、売上面だけを考えれば疑問が残りますが、話題づくりになっています)。
さらに、市長自身が作り上げた日本フェイスブック学会や日本ツィッター学会の会長であり、職員全員がツィッターに登録し、約50人が常時利用しているようです。facebook係も作っています。来年は、日本フェイスブック学会を武雄市で催す予定だそうです。
B&Bの島田洋七著作の「がばい婆ちゃん」の映画ロケ地誘致も行い、その担当部署である「がばい婆ちゃん課」なるものがあります。また昨年10月に「お結び課」なる部署をつくり、1対1のお見合いの場を提供し、現在20組がお付き合いしているそうです。福井市がここ数年でお見合いパーティを年に3回ほど行っていますが結婚まで至ったのが数組であることを考えれば、評価できる取り組みです。
ここまでで、おわかりのように、市長が変わってから日本全国に武雄市の存在をアピールしています。
「小さい市だからここまでできるのだろうか。いや、きっと首長の強固な改革の意思があれば変えることができる。リーダーの一念次第。これからの行政運営は横並びではだめ。常識だけでもダメ。信じられないことをしなければ変わらないものかもしれない」そう、確信して帰ってきました。
帰り際に、市長がぜひ読んでくださいと勧めていった講談社刊の「首長パンチ」1500円(印税は東日本大震災被災者支援に使うそうです)を買って新幹線の中で読みましたが、どんどん引き込まれていく内容で「おもしろい。」
ある面未熟な若い市長です。理解も得られない方もいるし、敵も作る。しかし、間違いなく武雄市は良くなっています。支持する人も拡がっています。
ただし、これからが勝負だと思います。まさに注目すべき市であり市長です。
日本海六県港湾都市議会協議会が昨日新潟市で開催されました。六県(秋田、山形、新潟、富山、石川、福井)から14市が集い、『環日本海交流を支える国際貿易港湾の整備』と『災害に強い港湾整備促進』について協議した後、国土交通省に対して要望しました。
その後「港湾行政の動向」について講演があり、東日本大震災で太平洋側東北地域の港湾が壊滅的打撃を受けた影響により、日本海側の港湾が代替港湾となり、貨物取扱量が大きく増えたことが報告されました。
とにかく、これからは中国を中心とする対岸諸国との貿易が大きくなっていきます。その意味では日本海側港湾の国際競争力を強化し、経済発展に寄与させる政策が必要です。
なお、今日は新潟東港のコンテナターミナル(写真)と民設民営の食市場「ピアBandai」を視察してきました。コンテナターミナルにはコンピュータで制御されたコンテナが整然と並べられており、クレーンで次々と船に運搬されていました。
韓国水原市と福井市は姉妹友好都市を結んで10周年を迎えます。
青年会議所同士の半世紀近くにわたる交流を礎として、平成13年12月22日に友好都市となったものです。水原市の人口は約110万人で、朝鮮半島のほぼ中央、首都ソウル特別市から南に約35キロ、地下鉄で約1時間、京畿道(キョンギド)にある道庁所在地です。
市内中心部には「水原華城(スウォンファソン)」という李氏朝鮮王朝末期(18世紀末)に造られた行宮と城壁があり、これらはユネスコ世界文化遺産に登録されています。毎年、国内外からたくさんの観光客が訪れるほどの美しい文化財です。
2002年のサッカーワールドカップ開催時には、市内にワールドカップ競技場が建設されました。また、その後、ソウル地下鉄の乗り入れがソウルから水原へ、そして天安(チョナン)市まで延長され、ソウルと地方都市を結ぶ重要な企業団地としても発展しています。(福井市ホームページより)
今日の福井新聞でも掲載されているように、友好都市提携10周年事業で本日から受け入れ予定だった水原市の市長らが「来日を中止する」と伝えてきました。自民党国会議員が竹島北西の韓国・鬱陵島(ウルルンド)視察を目指し入国を拒否された問題に絡む判断とみられています。
福井市議会も、これまで何回となく水原市議員団と交流をして友好を育んできており楽しみにしておりましたが、残念な結果となりました。本来ならば、今日は歓迎レセプション、明日は議会招聘意見交歓会の予定でしたが、これも中止となりました。
一番重要なのは心と心の交流です。民衆と民衆の交流が大切です。市長や議長などは来日中止となりましたが、市民団は来られているますので、新しい友好の輪を広げる歴史を刻んでいくことを祈っています。
平成17年9月議会において、「避難場所で一番課題となるのがトイレです。平常時に利用されている水洗便所はその機能を失い,利用できないものです。非常用の飲料水についてはグラウンド地下に準備をされていますが、同様にグラウンドにマンホールトイレの設置を考え、災害時に対応できる用意が必要と思われますがいかがでしょうか。」と質問を行いました。
当時の総務部長から「避難所におけるトイレにつきましては,本年度に市内各地区に設置する防災備蓄倉庫に簡易トイレと簡易トイレ用のテントを配備し、災害時に対応したいと考えております。」との返答でした。
東日本大震災を受け、6月議会に同僚の下畑議員が質問したところ、今回は前向きな返答がありました。そこで、先進的に整備している広島市へ行って、マンホールトイレ設置状況や導入の考えについてお伺いしてきました。
広島市ではマンホールトイレ整備について、地震被害発生により近隣住民が避難場所として生活する場所としてトイレが不足するため、9箇所の広域避難場所に合計180基(設置済み140基、平成24年度までに40基)のマンホールトイレ整備を進めています。
設置基準は、震度6強を推定し、近隣避難所、生活避難所、広域避難所の3つの区分から、避難人数を計算して割り出し、広域避難所に20基づつトイレを設置することにしたようです。
整備場所の選定には、
①液状化の危険性がある地区であること
②敷設後30年以上を経過している施設であること
③地域防災計画による広域避難場所の指定を受けていること
④敷地管理者と協議・調整が可能であること
としています。
なお、整備はマンホールを一定間隔に掘り下げて下水本管に直結させており、表面上は鉄蓋のみしか見えません(写真)。トイレ設備は業者とレンタル協定を結んでおり災害時に設置することになります。全国的な業者と提携しており、2000~3000個までストックされているそうです。なお、それぞれのマンホール工事費用は約1000万円です。
トイレの汚物は一旦下層部にたまりますが、貯水槽が一杯になると大量の水を下水本管内に流して汚物を取り除くそうです。また、断水で貯水槽に水が供給できない場合を想定して、近接する河川から仮設ポンプで給水したり、下水再生水を用いて緊急輸送路内を車両通過させて給水させる方法を考えているようです。
ただ、広島市の広域避難所とは都市公園のことであり、仮設住宅設置を想定しており、通常の小学校などに設置するものではありません。原則的に、小学校などの避難所トイレは使えるものとしているようです。
これはどうかと思います。体育館のトイレが断水して使えないことを想定するからこそ、グラウンドに仮設のトイレ設置が必要になるからです。テレビで避難所の外に多くの仮設トイレが設置されているところを見た方も多いのではないでしょうか。
中でも、すぐに利用でき汚物の処理が不必要なマンホールトイレ整備が必要なのです。私は平成17年の質問通り、福井市においては第二次避難所である各小学校や中学校にこそ必要だと思っています。ただし、福井県よりも多い110万人強の人口を擁する広島市ですから、全小中学校に設置すると大変な予算が必要になることから、仕方がないかもしれません。



