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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp

IMG_3253 IMG_3249越前和紙の郷が今回の大雪で原料工場(写真)が倒壊するなど大きな被害にあっています。浮島智子衆議院議員、清水和明越前市議と視察しましたが、あまりの惨状に驚きました。伝統産業に赤信号が灯っています。

今日は、福井県和紙工業協同組合副理事長(全国手すき和紙連合会会長)の五十嵐康三氏に、被災されたお宅を何軒も同行して説明いただきました。

景観保持のため道路が狭く、過去最高の積雪により通勤ができず、物流がまったく途絶えて出荷や原料の仕入れができず、たまたま出勤したとしても屋根雪おろしなどで仕事ができない状態が2週間続いています。和紙を乾かすための重油も届かないことも課題でした。

そのため県外の顧客から取引の中止が発生し、バレンタインなどイベントの包装資材のキャンセルが相次ぎ、出荷不能のこの期間に安価な洋紙へと移行したことへの不安を訴えていました。一旦、洋紙に変わると二度と和紙に戻ることがないそうです。

それでも工場が倒壊した77歳の社長は「外国に越前和紙を輸出しているお得意様に迷惑をかけられない。日本の文化を外国に紹介するルートを絶つわけにはいかない。」と気丈におっしゃっていました。

和紙1ロール約10万円の製品が幾つも入っている倉庫が倒壊していました。当然ながら雪水で濡れれば商品になりません。建物が古すぎるため、保険もないそうです。

瓦屋根が雪の重みで、これほど波打つのかと思うほど変形している工場もありました。

建物の撤去、再建、従業員の雇用、売上減少(五十嵐副理事長の会社は通常の1/3)、顧客離れ、など厳しい現況です。

農林水産も厳しい現実がありますが、農業共済があります。撤去や再建費用を補助する制度もありますが、こうした伝統産業の再建のための補助制度はないのではないでしょうか?

浮島智子衆議院議員が、明後日20日に行われる衆議院予算委員会で取り上げます。

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