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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp

町内会で災害をシミュレーションして、各自が役割を果たす訓練を実施

地元日之出地区連合自主防災会(4名)と、日之出地区内の志比口ブロック連合防災会(3名)計7名で自主防災リーダー養成セミナーに参加しました。(福井県中小企業大学校 参加費用1人5千円)。

地区防災会メンバーの知識や経験が深まれば深まるほど、有事の際の防災活動がスムーズになり、多くの命や財産を守ることにつながります。

午前中は東日本大震災を事例とした講義でした。

歴史をさかのぼれば、東北三陸地方では、869年の地震から今日までマグニチュード7以上の震災が8回も起こっており、近年では明治39年(M8.5)死者数21,893人、昭和8年(M8.1)死者数3,017人がありました。

昭和8年の三陸地震の後に、政府は「平地に住宅を造らず山間地に建てるように」通達したそうです。しかし、いつの間にか、便利なので平地に住宅を建てるようになり、その結果、今回の震災(M9.1)では約2万名(行方不明者含む)が水に飲まれて亡くなったのです。東日本大震災での死因は行方不明者も含めると98%が津波によるものです。

先人は「平地に家を建てるな!」と子孫に注意しました。それを守った地域は助かりました。

 

「人は忘れる。」 以下は東京大学での研究だそうです。

   3日で  飽きる         個人
   3ヵ月で 冷める         個人
   3年で  忘れる         個人と組織
  30年で  途絶える            組織
  60年で  地域が忘れる         地域
 300年で  社会から消える        地域と社会
1200年で  起こったことを知らない        社会

 

昭和三陸地震から78年を経て起こった今回の東日本大震災。防波堤や防潮堤を作る一方で、組織や地域、つまり”街づくり”が防災を忘れてしまい、逃げやすい道路整備を怠り、住宅が平地に作られていきました。

結果、防波堤や防潮堤という(傲慢な思い込みによる)安心のハード整備が、自然の脅威に打ち負かされました。

今回亡くなった方の2/3が昭和三陸地震を体験したか、親から言い聞かされていた年代です(80歳以上22%、60歳以上42% 合計66%)。残念ながら、やはり「忘れてしまった」と講師は訴えていました。

同じように、福井大震災は昭和23年に発生し、今年で63年を経ますが、決して忘れてはならないのです。被害を最小にする備えを、万全にしていかなければなりません。

 

午後からは、地震シミュレーション「その時その状況で判断できるか」 を実習しました。

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