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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp

平成17年1月1日に14市町村で合併した上越市(人口21万人)は、合併後のまちづくりを進めていく上で、今後の自治にあり方を市民と共有するために、「自治基本条例」を制定しています。

1.自治の基本理念と基本原則
2.市民の権利と責務、市議会の権限と責務、市長等の権限と責務
3.市政運営の仕組み、都市内分権、地域自治区、市民参画、市民協働、市民投票
などが条例で定められています。

特に、14もの市町村が合併したため、旧上越市を除く合併前の13市町村を地域自治区として設置、旧上越市も15の地域自治区を定め、計28の自治区が地域協議会を作り、地域意見の取りまとめを行う総合的な審議機関を持っています。この地域協議会委員は定数がそれぞれ定められており、4年任期となっていますが(報酬なし、1回の会議出席で交通費1200円支給)、もし定数より多くの委員候補がいる場合は、選挙を行います。また、協議会は市に対して答申や意見を提示でき、これまで80の意見書が出され、そのうち60が採用されたそうです。

また、地域活動支援事業として地域提案事業を補助する制度も設けており、総額2億円が予算化されています。それぞれの地域で町おこしや安全安心の事業を提案し、審査を協議会で行い、補助金の交付決定を行います。今年度から始めた事業で、446の提案が出され公共性などを審査し、284が決定しました。

さて、わが福井市は小学校区に公民館があり、公民館を中心として各種団体が活動を行っており、どうしてもなんらかの公共的な事業を行いたい場合は、「誇りと夢 創造助成事業」で助成されます。

それぞれの市の成り立ちによって、地域自治を推進するための枠組みや制度が異なっていますが、要は、地域の課題は地域がまず取り組むことができる仕組みがあることが大切です。

福井市では、6年前に市民協働条例を制定し、今は議会基本条例制定に向けて審議中です。これら条例と整合を取りながら、今後の地域主権の動向の中で福井市も自治基本条例を制定する必要が出てくると思っています。

上越市は、上杉謙信ゆかりの地です。昨年はNHK大河ドラマ「天地人」でにぎわった地。しかし、その趣きはまったく感じられない、平穏で静かな街でした。

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