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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp

写真1:アウガ  写真2:生鮮市場(アウガ地下1階)

青森県は本州先北端で2つの半島(津軽半島、下北半島)があり、その2つの半島の間にあるのが青森市です。青森駅を降りて数分歩けば2つの半島が見渡せる海岸に出ます。

青森駅の前には幹線道路があり、この道路を中心に商店街が連なり、その基点となるのが再開発ビル「アウガ」です。着いて、じっくりと駅周辺を歩きましたが、昔ながらの八百屋、花屋、靴屋、衣料店が立ち並んでいます。おそらく売上は厳しいと思います。空き店舗、シャッターも目立ちます。

青森と言えば「ねぷた」。丁度先週1週間が祭の期間でした。300万人の観光客でにぎわうそうです。

さて、青森市は、”中心市街地活性化基本計画”を全国に先駆けて策定し、第一号認定を受けています。

・雪に強い都市
・高齢・福祉社会に対応した都市
・環境調和型の都市
・災害に強い都市
・効率的で快適な都市

を目指すため、都市構造を三層に分け、それぞれのエリア特性に応じた土地利用による無秩序な市街地の拡大を抑制し、インフラ整備などで拡散させないように、コンパクトシティ化を目指し、街中の再生を推進しています。

計画では、生活と居住を中心とした機能集約を目指し、以下の4つの目標を立てています。
�多くの市民が賑わう中心市街地(歩行者通行量の増加)     
�多くの観光客と集客する中心市街地(年間観光施設入込客数の増加)
�歩いて暮らしやすい中心市街地(夜間人口の増加。つまり中心市街地居住者増加)
�中心市街地の商業の活性化(空き地、空き店舗率低減、小売業年間商品販売額増加)

この目標を達成するため25の事業を位置づけて進めていますが、その成果は、なかなか厳しいようです。たとえば、歩行者通行量は平成17年 59,000人 平成23年 76,000人目標となっていますが、平成21年度は48,562人と減少しています。

観光客入込数は、観光施設である元青函連絡船の八甲田丸と観光物産施設アスパムの入場者数としているとのことでしたので、電車待ち時間を利用して八甲田丸にも視察に行ってきました。

さて、再開発ビル「アウガ」ですが、地下1階、地上9階建で平成13年にオープンしています

地下1階  生鮮市場
1階〜3階 若者ファッション店舗
4階    ゲームセンター、市情報センターなど混在化した空間
5階    男女共同参画プラザ
6階〜9階 市立図書館 
なお、建物に市営駐車場が隣接しています。

このアウガ、当初は再開発ビルの成功例として全国でも屈指のビルとされていましたが、売上に大きな見込み違いがありました。過大な売上目標(52億円)のうち半分も満たないことが発覚したのです。

それ以来、銀行に債権放棄させて、青森市が資金支援を行いながらアウガを再生させようとしています。

なお、地権者が運営する地下1階の市場は、大変盛況でした。売上も大いに順調だそうです。しかし、地権者のものなので、アウガの経営には全く関係がなく、特に1階〜3階のファッション店舗の売上が課題となっています。

こういった状況ですが、今後の中心市街地活性化およびアウガの再生は、本年12月4日新幹線開通によって大きな効果をもたらす期待が寄せられています。

新青森駅新幹線開通とともに青森がどうなるのか。今後、じっくり検証したいと思います。

また、5年後には函館までつながる予定ですが、その時青森どうなるのか。どこが新幹線の終端になるのかで、大きく左右されるからです。

北陸新幹線 福井延伸の参考になるものです。過大な評価をせずに、正しい見方で、西口再開発ビル、新幹線延伸を進めていきたいものです。

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