ブログバックナンバー
サイト管理者
福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp

森田実ホームページ「森田実の時代を斬る 6月18日 森田実の言わねばならぬ」より

鳩山・小沢民主党は、ごまかしの公約で政権をとったと言われても言い訳はできないであろう。

鳩山由紀夫氏は民主党代表時代、総選挙において普天間米軍基地について「最低でも県外移設」を公約し、選挙に勝利した。沖縄では全選挙区で民主党側が勝った。国民の自民党離れと民主党への期待の増大の中での総選挙だったから、鳩山首相の国民だまし、県民だましが、どの程度民主党の勝利に貢献したかを数量的に証明することは困難である。「ごまかし」がなくても、選挙は勝ったかもしれない。

しかし、2009年8月30日の総選挙に勝つために民主党代表の鳩山由紀夫氏が国民をだましたということは、消すことのできない事実である。このことは歴史の中に記録されなければならない。2009年8月30日の総選挙で当選したすべての民主党議員の政治家人生の大きな傷として残るものである。総選挙における民主党の当選者は308名だった。この308名の議員の中に、この当選を恥として議員辞職する人物がいないのか、と思う。

問題はこの民主党にとっての原罪が、鳩山辞任だけで免罪されようとしていることだ。

民主党全体が罪を犯したのに、その罪を第一義的に負うべき責任ではあるが、鳩山前首相一人が辞職しただけで、すべてが片づいたように振る舞うことが許されるのだろうか。

副首相だった菅首相には責任はないのか。

菅首相と新しい閣僚と民主党幹部は、鳩山辞任よって沖縄問題での裏切りと国民だましの問題が終わったかのごとく振る舞っている。

大マスコミも同罪である。これらの諸君に問う。諸君に道義心があるのか、恥の意識はあるのか、と。

とくに問題なのは大マスコミである。大マスコミは菅内閣の登場をほめたたえている。市民運動出身だ、世襲でない政治家だ、親が政治家でない政治家が首相になったノなどと菅新首相をほめたたえている。

しかし、問うべきは、民主党の国民をだましたという原罪に対する追及である。大マスコミはこれをしていない。なんたることかと言いたい。菅氏は鳩山首相と同罪であるのに、マスコミはどうして逃げるのか!

民主党は鳩山・小沢体制下で、誇大広告的、人気取り的な大盤振る舞い的公約によって選挙に勝った。しかし、この公約の多くは実行できない。

結果として、国民をだましたのだ。政治において国民をだますことは最も罪深いことである。

菅政権の登場により、民主党は、国民だましの全責任を鳩山、小沢両氏が負って辞職した形をとり、民主党員全員を免罪しようとしているように見える。

この民主党の再度のより壮大な国民だましを、大マスコミが応援しているように見える。大マスコミは民主党の原罪追及を行わなければならないのに、菅直人新首相をほめあげている。なんたることか、と言いたい。マスコミは国民だましに加担してはならぬ。

コメントは受付けていません。