ブログバックナンバー
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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2009年 10月

先日の台風18号対策のために、福井市が2年前に作成した浸水ハザードマップから日之出地区だけを切り抜いて、地区防災会本部役員会に資料として提供しました(図参照)。

このハザードマップは、地区内を流れる4つの河川(荒川、芝原用水、古川、丸山赤川)が冠水した場合も想定し、1時間当たり70mmの降水量で考えられたものです。

大雨やゲリラ豪雨などで、下水能力の低下により浸水する場所は、私が独自で○(赤丸)で囲みました。大雨があると真っ先に私がパトロールする地点であり、日常的に住民から私に相談がある個所です。特に高志高校近くの交差点と成和中学校グラウンド沿線道路、さくら通りの浸水が甚だしい場所です。

なお、台風18号の時には、事前に下水担当部署に対して、高志高校前の対策をしっかり行うように要請しました。いつもと違う場所に仮設ポンプを置いて、排水口(グレージング)から他の下水管路に流す処置を施しました(写真はポンプ電源設備)。それでも浸水がある場合には、他にも仮設ポンプを置いて3本のホースで水を汲み上げる体制も敷いていました。

幸い、雨による浸水被害がなかったのですが、他県では多くの家屋が被災しています。心よりお見舞い申し上げます。

昨日の夜、台風状況を監視しているうちに、結局明け方になってしまいました。一瞬の仮眠だけとって、『風や雨による被害がないか』と、福井県に最接近する時刻である6時頃に地域内パトロールに出ました。風は強く街路樹は揺れていましたが、落下物もなく、雨による浸水被害はありませんでした。

ほっとしつつ、自主避難所の公民館に寄ると、地元テレビ局が来ていました。昨日、避難された2人のうち、お1人の方が泊っていたので、その方への取材でした。2階の和室で、テレビを見て台風の状況をご覧になっていました(写真)。

市職員からは、私が帰宅した後に土嚢を取りに来る方がいて、ストックが少なくなったとのこと。広報の成果です。

帰宅しようとしたら、カッパを着て傘をさした女性が玄関に現れました。「お世話になります」と挨拶して入ってこられました。

女性は、明るくなってから避難しようと家を出たのだと思いますが、一番激しい暴風の時に外出したことになります。雨による被害は問題がなかったので家にいた方がよかったのですが、広報が裏目に出たケースです(予想はしていました)。

地元テレビ局のインタビュー(写真)に女性は「何年も前に、近くの川の冠水があって家まで水が浸かって困ったから」と、その恐怖心から来られたのだと思います。日常から、こういった時の状況判断の訓練とともに、広報の内容を考えなければと自省しました。

また、車で行う広報は、ゆっくり走っても声が流れるため、言葉を極力短くして、多くの情報を伝えなければなりません。あらゆる場面を想定した文章案を事前に用意しておくことが必要と感じました。

帰宅してから一休みして、暴風雨圏内を抜けた段階を見計らって、『落下物や破損したものがないかどうか』さらに地区内を一巡。常に浸水する高志高校前では、いつもご相談をいただく住民が出ていましたので、お話を伺い状況を確認しました。

その後、再度、公民館に立ち寄りましたが、すでに避難された方は帰られており、市職員も12時で任務終了で退去していました。

その間、公民館に寄せられた地区住民からの電話相談対応や、来られた自治会長の相談に対応した後、「何もなくてよかった」と胸をなでおろして帰ってきました。

地区防災会本部として本番の活動でしたが、教訓になりました。

今日は、朝から昼過ぎにかけ、市民相談対応のため自治会長、ブロック自治連合会長、地区自治連合会長の連名要望書を何枚かもって、庁舎内各部署、警察、福井県土木事務所に出向いてお願いしていました。

その後は、台風18号が福井県を直撃する可能性も大きいとのことから、その対応で駆け回っていました。

午後15時前に、市の台風18号対応状況を調査するために危機管理室に出向いたところ、丁度、庁内の全部署を集めた第1回危機情報センター会議が開催されるところでしたので、これ幸いと傍聴していました。

教育委員会から今までなかった処置の報告がありました。明日(8日)は、市内の全幼稚園、小学校、中学校は臨時休校です。(ただし保育園は保護者の仕事との関連もあり、注意を促すことにとどめ通常通りとなりました。)

16時頃に会議が終了し、すぐ様、地区自治連合会長(防災会長兼務)に連絡をとり、日之出公民館で合流して二人で協議して、19時に地区防災会本部緊急役員会の開催を決めました。

地区連合自治会長は20名ほどの防災会本部役員に緊急召集連絡を担い、私は道路浸水で常に水飛沫が入るお店に土嚢(アクアブロック:土がいらない土嚢、配布時にはぺったんこなのだが、水に3分間浸していると20kgまでパンパンに膨らむ 写真参照)を届けた後、家へ帰り緊急役員会資料を3種(台風18号推移、地区ハザードマップと浸水箇所図、役員会報告事項と協議内容)20部急いで作成し、公民館に再度戻ったのが18時45分です。

緊急の会議にも関わらず、防災会本部役員会である各ブロックの代表、消防団長、社会福祉協議会役員、体育協会役員、公民館長、公民館運営審議委員会委員長など15名が参集しました。

地区連合会長のあいさつの後、私から状況報告と対応案をお示しし、短時間で協議、公民館運営審議委員長の適切な指示のもと、今後の対応について決定したのが20時です。なお、すでに、公民館には自主避難してくる方がお2人いらっしゃいました。

役員会で決定した内容。

1.すぐに地区内へ広報すること
 (1)台風18号に十分気をつけること(注意喚起)
 (2)公民館が自主避難場所として開設されたこと。
 (3)浸水による道路からの水飛沫が家屋戸口に入らないようにするため、土嚢が公民館に用意されているので、そのことを徹底すること

2.自治会長連絡徹底
 上記広報内容に、(4)ごみ収集は平常通り行うが飛散しないように処置をとる、(5)要援護者へ配慮等を含んだ内容5項目を、地区自治連合会長からブロック自治連合会長へ、そして各自治会長に徹底する連絡体制を図る。その場で7ブロックの担当を決め緊急連絡体制をとりました。

3.要援護者対応
 避難準備情報や避難勧告が発令されたと同時に、要援護者対応を図る。

4.自主避難対応
 避難勧告が出ない場合は、自主避難される方に対して、毛布や食料が市から提供されないため、毛布を地区防災倉庫から公民館に持ってくること。


役員会終了後、すぐに私の車にスピーカーを取り付け、防災会本部事務局長とともに、地区内を広報して回りました。夜遅いので恐縮しましたが、”緊急なので御免なさい”と決めて21時30分まで1時間30分かけて巡回しました。

公民館に帰り、「苦情が入っていないか」と緊急駐在している市職員に聞いたとところ、「苦情はないが土嚢についての問い合わせや、車広報の内容確認の電話が入った」とのこと。また、広報を聞きつけて、土嚢を取りに来た住民もいました。

22時に帰宅。夕食をとって、現在ブログを作成しているところです。

台風18号の進路ですが、福井市には明日(8日)3時頃暴風雨圏内に入り、9時頃最接近とのことです。少し仮眠をとって、明日はパトロールし、災害に備えます。

どうか、皆さん注意を払ってください。心配な方は避難準備情報発令とともに、私や地元公民館、民生委員、自治会長などに連絡をとってください。

なお、2階に避難した方が良い場合もあります。道路に水がついた場合は、健常者でも膝までが動くことができる限界とされています。適切な判断をお願いいたします。

JR福島駅東口に設置された、子どもの夢をはぐくむ施設「コムコム」を視察に行ってきました。

西口再開発ビルで導入検討する施設案の一つでもあります。

平成17年4月開館、子どもの育成とともに中心市街地のにぎわい創出を目的として設置され、NHK福島局と一体的に整備された施設です。

館内には、教室、展示施設、多目的ホール、こどもライブラリー、プラネタリウムなどが導入され、現在までに約140万人(年間平均32万人)が利用しています。

子どもであれば、間違いなく何回でも行きたくなる施設です。特に4階にあるプラネタリウムは、120席の客席を要した13万個の星が眺められるスーパーウラヌス(写真)が導入されており、10分ほどのデモンストレーションを見せていただきましたが、あまりの素晴らしさに息を飲むほどです。大人向けの実演も企画されており、昨年度も14,764人が訪れています。

課題はお金です。整備費に53億4千万円(5000m²の土地代を含んでいないにも関わらず)かかっており、年間運用費用に4億4千万円が必要です。福島市の一般会計総額が850億円ですから、なんと2%も予算がつぎ込まれています。

教育、文化、中心市街地にぎわい創出という目的があるにせよ、これだけの費用が必要な施設を福井駅西口持ってくるのは問題です。

ただし、施設内容を縮小し、プラネタリウムや常設展示室、乳幼児が利用できる「のびのび広場」等を主とした施設であれば、集客が見込めるとともに設置・運用予算の圧縮が可能です。その意味では検討に値すると思います。

決算委員会3日目。今日で終了しました。

今日は、特別会計の続き、下水道会計、企業会計(水道、ガス)について審査しました。

下水道会計では、日之出地区にかかわる貯留管設置事業や佐佳枝ポンプ場の進捗を問いました。

高志高校前は常に冠水する場所です。10月15日から貯留管の供用開始となっていましたが、工事が遅れています。もし、大雨が降った場合は完成した部分を使用するとのことでした。

また、佐佳枝ポンプ場が平成23年3月に完成すれば、日之出地区の多くの部分で、排水能力があがります。早い完成が待たれます。

日常のゴミ出しが困難な方がいらっしゃいます。介護認定を受けたご高齢者や、障がいをお持ちの単身の方などです。

特に単身の場合は、孤独死が問題となっており「亡くなったことに長期間気がつかない」場合もあります。そこで福井市では、1週間に1度乳酸菌飲料をお届けし、安否確認を行っています(ただし、緊急通報装置を設置している家庭は除きます)。

先日視察に行った福島市では、ゴミ出しが困難な方が希望すれば市の職員が収集する体制を事業化しました。平成19年度から始まっており、現在644世帯の方が利用しています。月に10回程度の定時訪問により、安否確認を兼ねたゴミ収集を行っており、不在の場合のルールを決めるなど、イレギュラーな状況に対処しながら行っています。

これまで、宅内での死亡発見が2件、異常発見8件、ケア検討53件、ゴミ収集以外の生活支援(荷物移動、灯油補給、文書送達、簡易修繕)が821件となっています。

原則的に、職員は宅内には入らないことになっていますが、本人や縁者が了解した場合のみ、許可されます。また、市職員と対象者が仲良くなりすぎることによる弊害が予想されることから、半年に1度は担当を交代させるそうです。

個人情報問題があるため、民間に委託せず、すべて市の職員23名で収集作業を行っています。したがって、事業化にはトラック10台の用意、市職員の人件費(約1億5千万円〜2億円)が定常的に必要です。安心・安全の大きな成果がある一方で、財政難の行政がどこまで関与するかが課題です。

本来ならば、地域・家族が支援すべき内容ですが、少子高齢化、地域コミュニティの薄れ、核家族化が進行し、独居高齢者が増える一方で、支え手が少なくなっている現状があります。

民生委員や福祉委員、社会福祉協議会の献身的な地域活動で支えている一方で、温度差もあり、すべてを担うことは困難な状況です。

福井市でも災害時要援護者システムが進んでいますが、援護する側の氏名欄の多くは自治会名や防災会名、または空白なのです。個人名が書けないのは、「災害時に助けなければならない」といった義務感、強制感を恐れるから(そういう強制はないのですが)だと思われますが、それ以外にも助け合いの、支えあいのシステム構築が薄れているからだと思います。

ますます進む高齢者社会。行政支援もさることながら、地域力の回復が必要です。

木造住宅耐震改修説明会が町屋団地集会場で開催。参加してきました。

参加者は約70名。そのうち一般の方が17名、他は業者関係です。福井市ホームページと9月30日福井新聞プリン欄で広報したとのことでしたが、周知方法には課題があったと思います。

現場見学会周辺の会場を設定するしかなかったので参加制限は必要になったのですが、一般参加だけににして広報を徹底し、業者関係は別に行えばよかったのです。

なお、福井県では平成17年度から始まった耐震診断補助制度の活用が現在まで1975件、耐震補強プラン作成が679件です。

耐震改修実績が昨年度は54件、耐震改修費用の平均は190万円ですが、そのうち最大60万円(耐震改修費用の2/3)が補助されています。また、改修に要した費用の10%は税還付があるので(平成25年12月まで)約20万円の費用が返ってきます。

したがって190万円のうち60万円+19万円(費用の10%)=79万円を引いた111万円の費用で耐震改修ができるわけです(平均ですから個別では相違します)。ぜひご利用ください。

現場も見せていただきましたが、古い柱に補強材が囲まれ、筋交いを入れ、柱と柱の接合部に補強材が仕込まれていました。

先日もスマトラ島で地震がありました。いつ来るかわからない天災だからこそ、平生の備えが必要です。

仙台市で、電子黒板を3台を授業にフル活用している高砂小学校を視察。着いてすぐに英語の授業を参観し、電子黒板から発せられるネイティブな英語とともに、身振りを交えながら、数字の勉強を行っていました。

次に、太陽光発電設備を見学した後、校長先生から電子黒板活用のプレゼンテーションがありました。校長先生は、東北地方放送教育研究協議会の会長でもあり、視聴覚を利用した教育活動の先導者でもあります。

電子黒板の有用について

1.電子黒板の常設化により使いたいときに使えます。

2.初心者でも簡単に利用できます。

3.教師の教具から児童の発表ツールとして使えます。(カメラが付属しているので、児童のノートをすぐに電子黒板に表示、紹介できます。児童のノートが公開されることで、他の児童の参考にもなり、また紹介された児童も喜び、教育効果が高まります。したがって、表現力が向上し、切磋琢磨できるようです。

4.通常の黒板は、授業の全体の流れを残すのに必要です。

5.電子黒板は、拡大、縮小、部分消去、加筆、動画、アニメ、保存、複写ができ、教師の授業準備を軽減し、授業中も児童たちに目を配ることができるようになります。

間違いなく、電子黒板は教育効果を高めるのです。できれば、1クラスに1台あれば・・・と言っていました。しかし、新政権のもとで、電子黒板全校1台設置が凍結されるかもしれません。