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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2009年 9月 17日

昨日、民主党を中心とした新政権が発足しました。公明党としても9月8日に山口新代表、井上幹事長が誕生し新出発をしており、現場を回り始めています。

今回、公明党は厳しい向かい風の中ではありましたが、比例区で805万票を頂戴しました。皆さんの期待を真摯に受け止めていかなければなりません。しかし一方で8つの小選挙区は全敗をしました。なぜこのような結果になったのか総括が必要です。

私も、私なりに今回の結果について以下のように総括をしています。

1.政治への不信、経済の悪化による生活への影響など、今の体制への批判と変化を求める国民の意識が大きかったこと。

2.その中にあって自民党内のゴタゴタ、麻生総理の失言・ぶれが示すように欠如したリーダーシップ等のマイナス面が、民主党への追い風となり、公明党も自民党と一緒に向い風を受けることになり、公明党の実績だけではその風を跳ね返せなかったこと。

3.公明党は、全力で税金の無駄使いを排することに全力で努力してきましたが、国民の期待する活動や成果まで至っていなかったこと。

4.官僚主導を政治主導に転換できなかったこと。象徴的なのは、冬柴さんが国土交通大臣時代に、真面目に官僚のシナリオ通りの演出で答弁した内容がマスコミに取り上げられ、批判を被ったことが如実に表しています。

なお、冬柴さんは、災害時にすぐに現場に駆けつけるなど今までの大臣にはない、すばらしい議員であったことは間違いありません。一生懸命取り組んできただけに、一瞬の対応の誤りで評価が下がるので、本当に気をつけなければなりません。

そもそも官僚に対する大臣権限がなさすぎることに対し、与党がなんら処置をとらなかったことが課題なのです。

5.関連省庁の法案や政策を事前に協議する自民党の政務調査会や総務会などの体制が、官僚政治を打破する障害となっていたと感じています。特に自民党には族議員などという存在があること自体問題外です。公明党も与党の中にあって、官僚が強く抵抗することに対してメスを入れ切れなかったように見えます。

ただし、国民の目には映りにくかったのですが、与党も天下り廃止や官僚政治を変えることに努力はしていたのです。

6.「平和の党」、「福祉の党」、「弱者や生活者の視点で行う政治」これらの公明党の金看板が、国際協調や財源など責任ある政治を行うために、”あるべき公明党”から、若干意にそわない方向に余儀なくされた場合があったと思います。そのために党のイメージが薄れたかのように内外に受け取られてしまったこと。実際は、どの党よりも平和を求め、生活者を支援することに全力を傾けてきました。

と思っています。他にも原因があると思いますが私なりに総括しました。特に「国民に負担させる前に、税金の無駄使いを排せよ。」この声が強かったと思います。

しかしながら、生活者を支援するために与党としての10年間、公明党は子育て、教育、女性、環境等々大きな実績があったと自負しています。また、政策のブレもなかったと感じています。

31人の衆議院議員で300人の自民党。小さな集団で国民の生活を守るために、ブレーキをかけることはかけ、アクセルを踏むべきところは踏みながら、自民党を相手に良く頑張ったと思っています。それでも限界があります。

すでに公明党は、「大衆のために」の立党精神に立って、反省すべきを総括し、福祉、教育、平和、人権、環境の党として、生活者の目線の政治推進にスタートを切っています。

民主党のマニフェストは、公明党のマニフェストと重なる部分もあります。したがって、野党時代の民主党のような政局(政権交代)優先で反対のための反対をして国民生活を犠牲した行動は慎まなければなりません。
(昨年の秋、リーマンショック後に早急に組んだ経済対策の補正予算は、民主党の執拗な抵抗にあって、臨時議会会期中に通せなくなり結果的に景気対策が遅延したのです。その影響でどれだけの中小企業や庶民の生活が犠牲にされたでしょう。傷口は浅いうちに手当てをしなければなりませんが、このために傷口が広がってしまったのです。)

今後は野党公明党としては、言うべきことは言い、批判すべきことは批判し、賛同できる部分は協調していくことが必要です。国民の皆さんのために、是々非々で臨んでいかなければなりません。

私も国民の皆さん同様に、官僚主導を政治主導に転換してほしいと望んでいる一人ですから(自公政権時代より)。