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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2009年 7月 16日

環境対策の一環として5月29日に国において本年度第一次補正予算でスクール・ニューディールが提唱、予算化されました。

そのスクール・ニューディール構想のうち、学校太陽光パネル設置で堺市を、ICTを導入した授業を先進的に行っている守口市に視察に行ってまいりました。

1.堺市
本年1月環境モデル都市宣言を行った堺市では、環境政策に力を入れています。
(1)住宅用太陽光発電システム設置補助事業
 新規住宅建設に対して太陽光発電を設置する市民に1kwあたり7万円を補助、1000件を導入目標としています。
 現在、271件で1件あたり平均3.3kwの申請があります。設置平均費用は総額200万円ですから、国の補助(1kwあたり7万円)と合わせると約46万円の補助が受けられます。
 また、設置費用がペイするには約12、3年はかかるとのこと。太陽光発電システムは20年〜30年寿命があるので、お得であり環境にもやさしいことがわかります。
 

(2)小学校太陽光発電システム設置
 平成25年度までに、94校中60校に設置する予定です。昨年度は4校、本年度は5校。来年度は12校と順次導入していきます。1校あたり10kw、設置費用は1200万円〜1500万円(国からの補助を使えば、市の負担はそのうち2.5%くらい)です。システム導入により普段利用している電力の8%を賄え、1校当たり4tのCO2を削減できます。

設置面積は約100m²が必要とされ重量は約2tです。福井市は新設校には設置していますが、既存校は校舎耐震の課題があり導入が進みません。堺市は、これから耐震を行う学校が多いため、太陽光パネル設置と並行して進めるので問題がないのだそうです。また、児童に見せるために屋上フェンスがあることが設置条件に含まれています。市からの説明の後、実際に設置されている錦綾小学校で見せていただきました(写真)。

2.守口市
ICT機器を利用した授業を視察してきました。

本年度に国の施策で、全国小学校に電子黒板が最低1台は導入されますが、こういったICTを利用した授業がどういった効果があるのかを下島小学校で授業参観させていただき検証しました。

算数の授業で、ベンジャミンフランクリン数表を利用して、加法計算の習熟ときまりを見つける楽しさを味わうことを目的としたもので、パソコンと書画カメラが連結されたプロジェクターからスクリーンに数表を投影して授業を進めていきます。

これまで模造紙で行っていた材料が、パソコンを利用することにより簡易に表現することが可能になっています。また、児童たちの書いたノートもスクリーンに映し出すことができ、授業環境の幅が広がりました。

「目で見る。音で聞く。操作する。」ICTを利用した授業は児童たちの理解を進める上で大きツールとなります。実際に児童たちが前へ出て発表する機会が増えたそうです。しかし、一方で教師の情報機器操作の資質向上が求められます。

守口市では、今後5,6年生は全クラスに電子黒板設置、1年生〜4年生のクラスには地デジ対応50インチテレビにカメラを付属したものを導入する予定です。

午後から電子黒板メーカを訪ねて、デモンストレーションを受けましたが、低価格ですばらしい機能を持っていることがわかりました。

教育は、人対人ですが、理解をすすめ可能性を広げる意味でこういったツールを利用することは大変有効です。今後、授業環境が変わる。そう感じた一日でした。