ブログバックナンバー
サイト管理者
福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2009年 6月 12日

一昨日、温室効果ガス排出規制の中期目標が、2005年度比15%削減が示されました。あらゆる場面で環境に対する対策を施していかなければなりません。

昨日は、杉並区へ行き、東京で一番早く小学校校庭を芝生化した和泉小学校へ視察に行ってまいりました。

校庭の芝生化はメンテナンスが命です。したがって、先生や児童はもちろん、PTAや地域の協力が欠かせません。小学校まで足を運び、校庭を見せていただきながら、校長先生からこれまでの取り組みについてお伺いいたしました。

グリーンプロジェクトと呼ぶ、校庭芝生化の取り組みですが、まず芝生化する場合は、すべての課題を皆で出し合って、ひとつづつクリアにしていくことが重要であるとのことでした。

実際、芝生の維持には、地域の方々が毎週土曜日に芝刈や施肥を行う必要があります。また、土壌基盤は夏芝(多年草)を敷くものの、冬前には冬芝(1年草)の種をまき、養生のため導入時に2ヶ月、毎年秋に4週間、春に3週間は校庭が使えません。

また、霜に弱いため、朝夕にシートをかけ、野球などでは金属スパイクを使えず、バッターボックスなどには専用をシートが必要です。

さらに、業者による根切や空気入れが必要で、メンテナンス費用がかかります(2000m²で400万円/年間)。

しかし、こういう課題を克服してでも芝生化するメリットがあります。

1.児童生徒への教育的効果
(1)外遊びが増え、けがが少なくなり(1/3)に減少、走力・体力の向上が見られる。
(2)環境への意識づけができる。
(3)外で大いに遊ぶことで、ストレスが減り、いじめがなくなる。実際に保健室登校や不登校が減少している。

2.学校施設環境の向上
(1)校庭の砂塵が減少し、近隣への迷惑がなくなる。
(2)雨が降っても水溜りができにくく、すぐに使える。
(3)地上温度が、土よりも10度低い。

3.地域交流の促進
(1)地域のコミュニケーションが強くなる。

東京だなと思ったことがあります。有名なコピーライター、有名なイラストレーター(バザールのイラストを描いている)が地域内に住んでおり、ボランティアで、グリーンプロジェクトの冊子づくりに参画し、読みやすくわかりやすいものを作っています。

大変良い取り組みですが、一方で、確かに手間暇かけないといけないため、校長先生、および地域とPTAが理解し、手を挙げることから始まる。そう感じました。