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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2009年 6月

6月定例会最終日。

特別委員会の設置、委員の任命がありました。私は、6年連続で県都活性化対策特別委員会です。西口再開発、交通戦略(新幹線、えちぜん鉄道、福井鉄道など)ともにこの1年が大きな山場を迎えます。しっかり取り組んでまいります。

明日で、6月定例会が終了します。

補正予算の中身は、ほとんど国の緊急経済対策で交付される財源を利用したもので、雇用創出・雇用対策など使途の限定されていない事業や、公明党が推進しているガン対策、環境対策、子育て対策が主になっています。

経済が悪化している中で、活力を戻し、市民の安全・安心のために、まず行うべきことをしっかり行うことが必要です。

しかし、一方で、市独自の予算付けや施策がほとんどなく、国の政策の下請けにすぎないものでした。市政に視点を移すと、何も際立ったものがありません。

しかし、見方を変えれば、国の政策が大きな影響を与えているということは、本当に国民の生活を真摯に捉えて実行している政党がどこかということを、しっかりと見定めなければならないということを示しています。中央では国民を忘れた国盗り合戦が展開されており、政治に対して壁癖している皆さんの思いが伝わってきます。

公明党は、全国に3000名の地方議員がいて、常々市民の声を直に聞いています。その声を国会議員に伝え、未来を見据えながら、財源を明確にして政策を実現させていっています。

女性の子宮頚がん、乳がんの無料クーポン券配布、学校ニューディール(太陽光パネル、校庭芝生化、地デジ対応など)、子育て応援特別手当、出産育児一時金の増額、妊産婦検診公費助成、雇用創出、中小企業支援など、緊急経済対策のほとんどの施策の中核を提案し実現させたのは公明党なのです。

休業補償を緩和した雇用調整助成金がなければ、どれだけの人が職を失い、倒産件数が増え、路頭に迷ったかわかりません。

昭和23年6月28日に福井震災が発生、61年目を迎えます。今日は、市内一斉に防災訓練がありました。

日之出地区は、6月に加え独自活動として秋にも防災訓練を行い2次避難所である日之出小学校に集合しますので、今日は一時避難所にのみ集合して訓話を行って解散です。日之出区民8000名のうち、1500名以上の方が参加、要援護者(高齢者やしょう害をお持ちの方)は104名でした。

私も日之出地区防災会本部副本部長であり、平岡第一防災会長でもあるので、昨夕、防災訓練の案内ちらしを各家庭に配布して歩きました。少しづつ参加者数や戸数(57%の参加)が増えてきており、ここ数年の中で最高結集でした。

8時のサイレンとともに、5つの自治会の皆さんが志比口公園に集ってきました。消防団が今年から地区単位にになり、志比口選出2人の内お一人の方がいらっしゃいましたので、挨拶をお願いしました。その後、日之出防災会本部長から住宅用火災警報器の案内をしていただき、私が閉めて終了です。

その後、日之出公民館へ行き、56自治会長(防災会長)を出迎えました。9時から自治会長会がありましたので、先だって先日の集中豪雨に対する現在の対策進捗をお伝えさせていただきました。

また、地区住民の安全・安心のため、自治連合会長は徹底事項を詳細にわたって説明されていました。リーダーとして、時には胃が痛くなる思いをしながらも、前進していこうとする姿に、私も少しでもお手伝いができるよう頑張っていきます。

帰り際、市民相談をお受けしました。豪雨対策のご相談です。対策のためには、大きな費用がかかりますが、市にしっかり要望していきます。

市民体育大会開会式が市体育館でありました。耐震に課題のあるこの体育館での開会式はこれが最後です。本年9月から22億円をかけて大規模改修工事に入ります。2年後の平成23年6月に完成する予定で、観覧席は1000席から1,308席に増えます。工事の間は、旧市民中学校の体育館を代替使用する形になります。

来週5日にはボウリング競技がWAVE40で開かれ、私も県連盟会長として来賓で呼ばれています。スポーツを通して交流が生まれ、健康を増進し、生きる喜びをもたらしてくれます。

どの地区も、どの選手もがんばってほしいと願っています。

子育てと行財政改革の2つの特別委員会が調査終了したため、新たな委員会設置の協議を議会運営委員会で行いました。

環境・エネルギー対策および産業・観光対策の2つの委員会が設置されます。

環境・エネルギーは、省エネ、新エネルギー、ゴミ処理、3R(リサイクル、リデュース、リユース(、低酸素社会に向けた取り組みなどがテーマになります。

また、産業・観光は、新たな観光資源の開発、観光産業活性化のための取り組み、雇用問題などを取り上げる予定です。

現在ある、県都活性化と農林水産業の2つと合わせて4つの特別委員会になります。

今日は、明日開催の議会運営委員会事前協議以外の時間は、一日中、市民相談対応に追われました。

議会開会中であったため現場確認ができなかった場所へ行き、写真を撮り、要望書を3通作り担当部署に提出してきました。また、月曜日に大雨が降りましたが、その対策のために3件、昨日相談のあったお宅へ行き1件、今日新たに相談があった2件の対応など、一気に調査や要望活動を進めました。

さらに、これまでに相談のあった1件の企業を訪問し、1時間ほど対話してまいりました。

予算特別委員会2日目。7分間しかない中で、2つの項目を質問するつもりでしたが、西口再開発ビルのみの質問で終わってしまいました。

昨夜、質問内容を再度チェックし始めたのが24時頃。簡単にまとめていたのですが、あれやこれや考えているうちに、結局なんやかんやで長文の原稿を作ってしまい、朝4時までかかってしまいました。

原稿は約2100文字ありましたから「7分間でギリギリできるかなあ」と思ったのですが、結果は少し原稿を読み飛ばすことになり、さらに、もう一つの質問ができず仕舞いです。

しかし、(答弁ははっきりした返答が少なかったのですが、)西口再開発ビルについて質問すべきことは出来ました。

後は、次の4者協議(市、県、再開発準備組合、商工会議所)の会合を待つのみです。早い開催を望んでいます。

読み飛ばした部分もありますが、元原稿を掲載します。

「市民の声を聞くように」との話がでていますが、私もこれまで、青年会議所の「ふくい真ん中まちトーク」をはじめ、多くの方からご意見をいただいています。これらの意見を集約すると、「賑わい」はもちろんですが、「福井をアピールするもの」を求める意見が多く、具体的な施設や機能を提案される一方で、1階から5階の現在示されている施設構成を前提としないビル全体に対する意見が少なくありませんでした。こういった自由な発想でのご意見は本当に重要です。

しかし、市民に認識していただかなければならない点があります。それは、市が主体となって進めていきますが、地権者の事業であることには変わりなく、資金計画や採算性といった制約があるということです。

したがって、先日の4者協議について、新聞報道では「再開発ビルのにぎわい創出の方向性や採算性を検討した後、具体的な機能、施設の中身などについてまとめることになった」とありましたがその方向性で進めるしかないと思っています。「地権者の皆さんが、利害を超えて県都玄関口のために惜しみなく全面的に協力する」となればいいのですが、現実的な話とは思えません。したがって論点を整理する必要があります。

現在、再開発ビルの基本構想では、1階と2階は、地権者のフロアです。その地権者の中で実際入居するのは数件と聞いており、その他は賃貸になります。したがって、市民の皆さんが求めるものの中で「こういった店舗があったらいいな」というご意見は、この1、2階のフロアにどのようなテナントを誘致するのかということが論点になります。同様に、3、4、5階は、どのような公共施設を入れたらよいか。という論点に整理されます。

一方で、再開発ビルを建設するための資金計画や採算性、共有床の費用負担、床取得する商業者の長期的な安定した経営等を考えると、課題があることも予想されますが、もし、1階、2階だけではなく、公共施設が入るとされているフロアまで、賑わい創出やその必要性として商業施設の機能が求められた場合は、経済界もその部分の床購入を考えていただきたいと思っています。さらに、附置義務のある駐車場も地下から周辺部に計画変更するなど、地下の有効利用も考えられます。

そこで、質問です。新聞報道では、副市長が「2002年に策定した基本構想について、別の結論を勇気を持って出すこともあり得ると述べ、ビルの施設変更も視野に入れていることを明らかにした。」とありますが、1,2階は商業、3,4階は県、5階は市、高層部分は住居といった施設構成から見直す可能性があるのか、協議会では、こういった柔軟な発想から考えられるのか、ご所見をお伺いしたいと思います。

これからは現計画を前提して質問していきます。1、2階は商業フロアですから、一部地権者の入居床を別にして、テナントリーシングの問題になります。一方で、3階、4階、5階は、どのような公共施設が入ってほしいかといことになりますが、この認識でよろしいでしょうか。

次に、専門家の活用についてお伺いします。
どのような専門家を考えていますか。また、どういった活用を考えていますか。さらに、どのように参加させようと考えていますか。お伺いします。

私は、一般質問で、専門家を大いに活用し、市はコーディネート役に徹するべきではないかと言いましたが、この点についてはいかがでしょうか。

1、2階の商業フロアのテナントリーシングは誰がするのでしょうか。さらに3,4,5階にどのような公共施設が入ったら良いのか。誰が、どのように決めるのでしょうか。

建物のデザインについてお伺いいたします。
コンセプトには、県都の顔にふさわしいシンボル性のある景観を創出する。とあります。商工会議所からは1棟にこだわらずに、との提案もありました。建物のデザインだけでも、県外、県内の方に、すばらしいと言わせ、人が吸い寄せられるようなビルになってほしいと考えています。デザインは、「これから」その認識でよろしいでしょうか。

附置義務駐車場については、制度的には近隣で確保できればよいという規定もあるようです。特命幹はご専門であると定例会で述べていましたが、今回の西口再開発ビルでは、どのような緩和が見込まれますか。

駐車場を地下に設置する場合と、近隣空地で設置する場合では、予算的にどれくらいの相違があるものでしょか。

もし、3階や4階の床を商工会議所や経済界の方が床取得をするとした場合、公共が取得する場合と比較して、国などの補助額は相違するのでしょうか。

次に、一般質問で、市長は「民間投資を考えると経済状況を考えつつ」と答弁されましたが、 この意味する内容をお教え下さい。

最後に、スケジュールをお聞きします。次回の4者協議開催はいつでしょうか。

平成19年12月に一般質問で地域猫(野良猫)対策について問いました。それ以降も他議員から同様の質問が出されていましたが、今日は再度、予算特別委員会で去勢・避妊手術の補助制度導入ができないか質問をいたしました。

今年に入ってからも、私の住む日之出地区内の同じ地域の方数名から、地域猫に対する苦情が寄せられています。飼い主と思われる家は2件。苦情を申し立てても、知らぬ存ぜぬで、大変迷惑しています。

特に、この野良猫については福井市内の多くの地域で餌を勝手に与える人がおり、数がふえ過ぎて周辺住民に対するふん尿等の問題が発生しています。これらの問題を解決するには。まずはこれ以上野良猫をふやさないことが喫緊の課題です。

野良猫も飼い猫同様命ある生き物です。子供たちに命の大切さを教えていくためにも、私たち大人が処分される野良猫をつくらないように避妊、去勢手術を行わなければなりません。しかし、地域の人や動物愛護グループが野良猫を捕獲し避妊・去勢手術を行う場合、避妊手術費用は2万5千円前後、去勢手術費用は1万5千円から2万円ぐらいと高額なことから、自己負担するにはおのずと限界が出てきます。

富山市など幾つかの自治体では地域猫対策活動に補助金が出されており、これにより大きな効果が上がっています。

野良猫をふやさないよう取り組もうとする自治会に対して、避妊手術費や去勢手術費の補助を行うことができないかという主旨の質問です。

福祉保健部長から、モデル地区を作り、市、獣医師会、自治会折半で手術費補助を行いたいとの返答でした。

既に、該当する自治会長に連絡を取っています。これからどうするかの判断が必要です。たとえば、市、獣医師会、自治会が1/3づつ負担するとしても、単純に1匹5千円〜8千円の負担です。10匹いればその10倍。30匹で30倍(15万円〜24万円)の持ち出しです。

また、誰が猫を動物病院へ連れていくかとの問題も残ります。餌をやっているお宅は特定できているので、その方の責任も問わなければならないでしょう(金銭と猫を動物病院に連れて行くこと)。

16:30から雨足が強くなったので、以前より冠水場所の指摘を受けていた場所を6箇所回ってきました。

17:25には注意報から警報に変わりました。2月の市政報告会で道路冠水の相談を受けていたお宅に訪問し、その家の前で10分間駐停車して状況を見ていました。みるみるうちに道路に雨が溜まりはじめ、歩道上に水があふれ返っていきます。

また、常時冠水する高志高校前(写真)では住民が出ていて、消防車を呼んだとのこと。現在浸水対策工事を行っており、貯留管ができるにはまだ時間がかかります。また、新境処理ポンプ場ができれば、今の2倍の処理能力があるのですが、それも平成23年度完成なので、移動ポンプで排水するしかない状況です。

1件1件訪問し、住民の皆さんと対話しながらの状況確認です。そこで、水はけが悪くなる原因となっている場所にも連れて行ってもらいました(成和中学校グラウンド側溝 写真)。

21:40にもバケツをひっくり返すような雨。ワイパーを超高速にするのですが、前が見えません。15分くらいで小康状態になりましたが、やはり高志高校前では水がついていました。

平成16年7月の福井豪雨を思い出します。それから大雨時には必ずパトロールをしています。消防団や消防車を呼んだことも何回となくあります。住民への被害を最小限に食い止めるために、さらに浸水箇所を特定して対策するために、行っているものです。

一昨年、フェニックス祭りで獲ってきた金魚も25cmを超えるビッグになったし、昨年9月に誕生したその子どもも6cmほどになりました。金魚をずっと眺めているのが好きな私ですが、いつも思うことがあります。

狭い水槽の中で、餌を与えられて、糞をして、卵を産んで、それだけ・・・そのように思ってしまいます。

人も同様です。充実した人生は、どんな生き方なのでしょうか。

明治から昭和にかけて活躍した幸田露伴は「努力論」で以下のように記しています。
「努力より他に吾人の未来を善くするものはなく、努力より他に過去を美しくしたものはない。努力は即ち生活の充実である。努力は即ち各人自己の発展である。努力は即ち生の意義である。」と。

また、「人学べば即ち漸く大、学ばざれば即ち永く小なのである。」とも。

何のために生きるのか。ちっぽけな賞賛や、いわれなき中傷批判などつまらないもの。自分を振り返りつつ、そして自分の信じる道を歩むのみ。そう金魚を見ながら思うのです。