元バレリーナである浮島とも子参議院議員に講演に来ていただき、一昨日に成立した新経済対策とともに文化芸術振興の重要性について話をしていただきました。
欧米では日常的に生活の一部となっている文化・芸術鑑賞ですが、日本では「かしこまって」という感じがあり大変遅れています。
1929年世界大恐慌では、ニューディール政策の一環として、文化人、芸術家の育成および拠点整備に力を入れました。それが現在ハリウッドやブロードウェイとして残っており、多くの文化・芸術・芸能人の育成や発揮の場となっています。
経済が厳しい時に文化芸術の予算をつけることは、雇用対策にもなり、先行投資として重要なものですが、予算委員会では、民主党議員からの”やじ”が飛ぶそうです。「文化芸術にお金を入れるな、そんなことやっている場合か」と・・・。
文化・芸術を育てることは、実は経済発展を促すことになります。ところが、趣味やボランティアとしてしか捉えられない低いレベルの議員がいます。
ですから、浮島議員が文化芸術振興に力を入れているのです。幼少のころから月謝を払い、時間を使い、やっと一人前になって恩返しをする時が来ても、公演会以外の様々な行事への出演依頼は”ボランティアで”と言われることが少なくないのです。
バレエでは、足の指の爪が全部とれて、それこそ痛みとの戦いであると浮島さんが言っていました。そこまでしても、まだまだ評価が受けられないのが日本の実情ではないでしょうか。
「発表の場を作ってあげるのだから、いいでしょ」とさえ思っている主催者もいます。
私たちにとって文化芸術が身近となり、その一方で文化芸術を披露する方の生活を支えなければなりません。
文化・芸術は私たちにとって、心を育み、人生の潤滑油になるものであり、さらに言えば人生そのものである人もいるのです。
浮島議員の尽力で、文化芸術振興に当初予算で過去最高の1018億円、今回の新経済対策では、300億円以上がつけられ、地域文化芸術振興プラン(47億円、各都道府県に1億円づつ 地域で活躍される文化人、芸術家の支援)や伝統文化親子教室事業(5億円、囲碁・将棋・華道・和装・茶道・香道の小中学校での教室)などが盛り込まれました。
これまでも公明党は、文化芸術振興に力を入れてきましたが、浮島議員によってさらに推進されてきています。
国立美術館、国立博物館などの常設展は、小中高まで無料にしたのも浮島議員です。
「3月18日、独立行政法人国立文化財機構から、4月1日より、国立博物館で開催する平常展の観覧料を高校生などは無料化することが発表されました。
今回の無料化で、昨年4月の国立美術館の高校生などの無料化と併せ、国立文化財機構と独立行政法人国立美術館の博物館、美術館は全て高校生などの観覧料が無料となりました。
この博物館、美術館の無料化の対象は、高校生だけではありません。以前は一般 料金と同額だった18歳未満の方も対象となります。従って、フリースクールに通 う方も無料化の対象です。
財政の厳しい中、負担が増えるにもかかわらず、青少年の教育という観点から無料化を決断した国立文化財機構を、賞賛したいと思います。
この国立美術館、博物館の高校生などの無料化は、私が初当選以来、一貫して訴え続けてきたことの一つでした。
私がこの問題に取り組み始めた時は、信じられないような残虐な少年事件が多発し、「心の教育」が叫ばれていた時でした。「未来を担う子どもたちが、古今東西の文化、芸術に触れ、豊かな心を養っていくことがどうしても必要だ」という思いで委員会で質問をさせていただきました。
その結果、昨年4月に国立美術館、今年4月に国立博物館の無料化という運びとなりました。
小さなことではありますが、未来を担う子どもたちのため少しでもお役に立てたと思うと本当にうれしく思います。
しかし、多くの方が文化、芸術に親しみやすくするためにはまだまだ、多くの課題を解決していかなくてはなりません。今後とも文化芸術の振興ため全力で取り組んでまいります。」浮島とも子HPブログより
新潟、富山、石川、福井の各市の監査委員があつまって行う年次総会が、あわら市でありました。
基調講演では、関西学院大学大学院教授の石原俊彦氏(私と同年齢)から「地方公共団体における内部統制の構築」というテーマで1時間30分にわたる話がありました。
講師が演壇に立つと、何回となく顔をしかめながら、手首を何回となく回し、鼻をすすり、話し出したと思ったら関西弁丸出しで上から目線で物を言い、ステージ狭しとあちらこちらと歩き、一見傲慢にも思えたのですが、内容そのものは共感できるものが少なくなく、その人間味に魅了されました。
あっと言う間であったような気がします。最少の経費で最大の効果をもたらすために、民間に比べ緊張感のない自治体を変えるには、内部統制(内部けん制+内部監査)の必要性を訴えており、そのために監査基準を設定すべきとの論です。
形があっても、その中身の真のチェックができる体制と、実効性をもたらすプロセス設定を行えというように取れました。
私も監査制度には抜け穴が少なからずあると感じている一人です。最後のチェックの仕組みが大きく働けば、プロセスの実効性を高めることができます。今後、議会で提言していきたいと思います。
本日で、監査委員としてのすべての業務が終了しました。行政の業務など、改めて学ぶべき点が少なくありませんでした。貴重な経験でした。定期監査になると、他の監査委員や事務局が”いや”になるのではないかと思うほど質問攻めにする時があり時間を超過したこともありました。とにかく、良きスタッフ(事務局)と代表監査に恵まれて、浅学非才の私ですが一歩前進できたように思います。感謝の一言です。
写真は、会長都市である福井市代表監査の挨拶しているときのものです。
”えちぜん鉄道高架化”が遅れ、一方で東口都心環状線だけが計画通りに進んだ結果、現在の観音町踏切が6月2日に閉鎖されます。
明治以来栄えてきた観音町商店街は、中心市街地の衰退とともに、少しづつその賑わいがなくなってきています。その中にあって、懸命に頑張っている商店が、今回の踏切閉鎖によって疲弊に拍車がかかる危機感を抱いています。
そこで、今日は地元住民の皆さんとともに、市と県にその声を伝え、踏切閉鎖を留まるように要望してきました。朝8時30分に市役所1階に集合し、約束は9時からでしたので、7階特別会議室に案内し、そこで若干の時間調整をした後、3階庁議室へ8時50分に入りました。
福井市では、副市長、特命幹、担当課長が応対しました。日之出中地区自治連合会長が代表して要望書を読み上げ、その後、参加された住民がそれぞれの思いを訴えました。
副市長からは、全国植樹祭を6月7日に控え、全国から来られる皆さんに見てもらうためにも、東口都心環状線を優先し、現在の踏切閉鎖に理解を示してもらうように返答していましたが、誰も納得がいきませんでした。
県では、土木部長、技幹、都市計画課長、担当主任が応対しました。市と同様に要望書を手渡した後、お一人づつ実情と要望を行いました。
私は、市に対しては常々要望活動を展開していましたから、冒頭だけ今日の主旨を話しただけでしたが、県では、強く以下の2点にわたって要望しました。
1.今回のすべての問題の要因はえちぜん鉄道高架化の遅れにある。12月の新幹線認可をにらみ、8月までにえちぜん鉄道の高架化方法を決定し、9月の県議会では審議できるように計らい、新幹線認可とともに都市計画変更手続きが速やかに行われ、直ちに設計開始できる体制をとること。
2.どうしても現在の踏切を閉鎖しなければならないのであれば、新幹線認可とともに新宝永踏切を2車線から4車線に拡げられることになっているが、そのタイミングで旧踏切も開けられるように今から国土交通省運輸鉄道局に対して要望し実現すること。そうすれば、踏切閉鎖期間が半年強で済む。
住民の皆さんの切実な生活にかかわる声が、心に痛く染み入りました。
監事として、土地開発公社の決算報告の理事会に出席。
既に先日、土地開発公社の会計監査の中で、わからない点を幾つも質問して糺しています。
全国的に不明瞭で、トンネルとも言われている土地開発公社の存在です。市が購入する必要のある土地を、土地開発公社が先行取得し、後年少しづつ市が買い入れていく仕組みとなっています。
つまり、議会の承認を得ずとも、土地開発公社が土地を取得できるので、問題とされているのです。したがって先行取得したもの今や利用価値がなくなり塩漬けされた土地もあります。
箱物(ハコモノ)行政が批判されている今、よっぽどのことがない限り、今後市が新たに土地を購入する機会は限られてきています。したがって土地開発公社の存在意義もかなり薄れてきています。
土地開発公社が有する資産は、今のところ平成20年後半にはなくなる予定です。
昨夜来の雨で開催が危ぶまれた日之出区民体育大会でしたが、そこは市内小学校グラウンドの水捌けNO1の日之出小学校であったので、それでも水溜りがあったのですが、朝早くから実行委員の方々が砂で埋めて、開催時間を1時間30分繰り下げて10時開会で始めました。
例年ですと、昼食時間は休みにして家族団らんとするのですが、時間短縮のため昼食時も競技を行いました。
開会式の時間になっても時々落ちてくる小雨に、入場行進で待つ児童たちは少し濡れていました。保護者代表の聖火も雨で湿ってしまい火が着きませんでしたが、ポンポンで作られた児童の持つ擬似聖火で聖火台の火を演出しました。
1週間前に予定されていた体育大会、今日もできなければ、児童たちが心待ちに楽しみにしていた行事が中止になってしまいます。市内では中止にした地区が幾つかあったようです。
私も、1週間の延期になったため、昼から抜けられない会合が3つあったため、開会式の後しばらくして中座しました。また、当初10時開始予定の防災リレーに出る予定でしたが、開会時間が遅れたために11時25分開始になり、これも他の方に変わってもらいました。
いつもなら、閉会式まで居て、後かたずけも手伝って帰るのですが、私にとっては煮え切らない体育大会になってしまいました。なお、昨年優勝した我が志比口ブロックの連覇はなりませんでした。残念。
県都活性化対策特別委員会が開かれました。
トップで質問しました。
「市、再開発準備組合、経済会、オブザーバーの立場である県との協議会スタートが遅すぎる。いったい、市はいままで何をしてきたのか。西口広場の影響を考えると早くするべきだと説明されているが、どうするつもりななのか?」
市長:新インフルエンザ対応などが影響しており、6月初旬には開催する予定。
「委員構成はどうなるのか。また、まちづくりやデザイナー、マーケティングなどの専門家を入れないのか。」
市長:市としては、市長か副市長が必ず出席するが、他の3者はわからない。専門家などは必要に応じて委員会に呼ぶ可能性がある。」
「協議はいつまでに終結する目標なのか?」
市長:最初の会合を経て・・・(明確な返答はない)
他の委員からも質問がありましたが、結果的に、何の成果もない委員会でした。2月6日に市議会が市の床取得を了承してから4か月。何の進展もありません。熱くなって質問しようとも思いましたが、力が抜けてしまい、立ち往生している現在の状況に呆れてしまいました。
それでも、今から切り替えて、しっかり取り組んでいただきたいことを訴えて終えました。