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福井市 西本恵一
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バックナンバー 2009年 4月 11日

「物言えば唇寒し秋の風」有名な芭蕉の俳句です。

詞書きに、「座右の銘、人の短をいふ事なかれ、己が長をとく事なかれ」と書かれており、”人の欠点をあばかず、自慢せず。つまらないことをいうと自分にはねかえる。”という意味にとれます。

この解釈は、自分にとって教訓にすべき座右の銘にしたいと思っているものです。

しかし、実際の意味はどうも違うようです。「単に秋の情景を謳ったものである」という説や、「その場の雰囲気に反した物言いをして、周りから白い眼で見られてわびしい思いをする様子」(いわゆるKY、空気が読めない)ととらえる向きもあるようです。

芭蕉の890あまりの俳句には教訓めいたものはなく、どうも後から付け足された”詞書き”によって意味が歪められているようです。

だとしても、この”詞書き”は、大切な教訓だと思います。